最近、ウェブサイトを見ていると何度も同じ広告に当たっていると感じることはありませんか?
数年前から「リターゲティング広告(Googleの呼び名=リマーケティング広告)」と呼ばれる、自社サイトに来訪したユーザーのcookie情報を元に、ユーザーが別のサイトの広告枠を表示した際に自社広告を出す広告配信手法が増えているためです。
流行っている理由は単純で「効果が良いから」なのですが、広告を表示されている側からすれば「何度も同じ広告に付きまとわれている感じがして、ストーカーみたいで気持ち悪い…」と思うことも少なからずあると思います。
※なぜ効果が良いかですが、一度サイトに興味を持って訪れてくれたユーザーに広告を表示した方が、特に興味のないユーザーに広告を出すより効率が良くなるのは明らかでしょう。
今回は、僕の持っている端末(Mac・Windows・iPhone・iPad)で、僕の普段使っているブラウザ(Google Chrome)で、追跡型広告を表示させない方法をまとめます。
全部の広告をブロックしたくは無い。でも、追跡型広告(リターゲティング広告)が頻繁に出るのは嫌だ
ネット広告は、Googleを時価総額世界1位に押し上げた最大の発明です。
自分もサイト運営者ですのでよく分かりますが、広告収益が入ってこないことにはメディアの数は減少していってしまうでしょう。
そのため、昨今のアドブロック導入はしていませんが、追跡型広告に執拗に追われるのは気持ちのよいものではありません。(広告主はフリークエンシー(広告接触回数)を設定することができるので、「鬱陶しい」と思われるくらいの広告配信を行っている広告主は運用内容を見直すべきだと思っています。)
この追跡型広告のみを、出なくする方法がGoogle Chromeにはありますので、そちらをまとめます。
【PC(Mac・Windows)】Google Chrome(クローム)で追跡型広告を消す方法
まずは「設定」⇒「詳細設定を表示」⇒「プライバシー」の「閲覧履歴の消去」を行います。
重要:今後の追跡型広告へのCookieデータのトラッキングを拒否するため、「閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信する」にチェックを入れましょう!
参考:【Windows/Mac】Google Chrome(クローム)が重い・遅い時の原因と対処法
この際、「Cookieなどのサイトデータやプラグインデータ」を消去するようにしましょう。
※「パスワード」や「自動入力フォームのデータ」にチェックを入れて消してしまうと、これまでブラウザの自動入力でパスワード入力を簡略化できていたのが、全て消去されるために非常に面倒くさいことになります。
これでOKです。続いてはiPhoneでの設定です。
【iPhone】Google Chrome(クローム)で追跡型広告を消す方法
iPhoneの場合、ブラウザに限らずiOSの設定で全ブラウザに対して追跡型広告の非表示を行うことができます。
まずは設定アプリから「プライバシー」をクリックします。
続いて「広告」をクリックします。
「追跡型広告を制限」をオンにし、「Advertising Identifierをリセット」を押してリセットします。
※「Advertising Identifier」とは広告識別子の一つで、IDFAと呼ばれています。端末保有者が変更することができるIDですが、これをキーに広告配信や計測に利用しています。
これでOKです。
お使いのブラウザがSafariの場合も、追跡型広告は出なくなります。
広告主側も、過剰な広告配信はユーザーに不快感を与えることを意識して、配信を行っていく必要があると痛感しています。
コメント
コメント一覧 (1件)
しつこい広告嫌です何回も消してもカードローンしろみたいに本当に嫌です。あとおなかが出ているのとか、気持ち悪くなります。ニュースを楽しく見たいのでしつこい広告やめてください。