Google AdWordsやYahoo! スポンサードサーチといった、リスティング広告を運用されている皆様、はたまたアフィリエイトでサイト制作を行なっている皆様、(ブロガーの方)、こんにちは。
僕はこれまでニュースメディアを運営したり、アフィリエイトサイトを運営して売却したり、このアドテク・レビューブログを作ったりと、他にも多くのサイトを作ってきました。
ブログ運営者としてGoogle AdSenseの効果が下がってきた理由を考察する(ディスプレイ広告)
世はコンテンツマーケティング全盛(?)
どうやってサイト内のコンテンツを増やせばいいか四苦八苦していると思います。
サイトコンセプトとかそこら辺の話はご自身で決めていただきたいですが、コンテンツを制作する際に軸となるのが「キーワード」です。
僕がこれまでどうやって高いCTR(クリック率)・CVR(コンバージョンレート)を叩き出すKWを探してきたのか、解説します。
広告指標の一つであるクリック率=CTRとは?その意味と計算式をまとめ
そもそもキーワードの選定のプロセスは「コンテンツからキーワードを選ぶ」「キーワードからコンテンツを作成する」の2通りがある
リスティングの場合、基本的にコンテンツからキーワードを選ぼう
リスティングの運用を行なっている人に多いのが、Big系キーワード(例えば「旅行」とか)からキーワードプランナーを用いて複合語などを探す例が多いと思います。
そして、キーワードに当てはまるリンク先URLを指定します。
ですが、上記方法はユーザーの事を全く考えていません。
(よくユーザー目線でどんなキーワードを検索するか想起せよ、というアドバイスを書いているサイトがありますが、正直不可能です。毎日の検索クエリ全体の20%は、これまで無かったキーワードでの検索クエリなのですから。)
当然、CTRの高いキーワードから低いものまでバラバラですし、CVRまで考え出すとキリがありません。
HTML5におけるtitleタグでSEO効果を高めるための使い方・文字数・キーワード数まとめ
アフィリエイトサイト(SEO)の場合、「コンテンツの内容(を想像して)からキーワードを選ぶ」「キーワードからコンテンツを作成する」の2通りあっていい
サイト運営をしている場合、SEO的に劣位にならないように、タイトルや見出しタグには検索順位を高めたいキーワードを”適度に”散りばめておくべきです。
通常、サイト運営を行っているのであればコンテンツの内容やコンセプトは決まっているはず。
誰に何を届けるのか分かっていれば、後はキーワードを埋め込むだけです。
基本的に「何を」がキーワードに来る事が多いですね。
か、「何を」にアフィリエイトの成約を重ねたい場合、それは達成したい・叶えたいプロセスのために必要である事が多く、そのプロセスをキーワードに据える事もあります。
逆に、検索ボリュームや競合の存在等からキーワードを先に選び、それに応じたコンテンツを作るのも”アフィリエイトサイトであれば”アリです。
今すぐ系キーワード、お悩み系キーワードがCVR高い「お宝キーワード」
今すぐ系キーワードとは、購買意欲の高いキーワードのこと
例えば、靴を買いたい人がいるとします。以下のキーワードを検索しているユーザーを想像してください。
・Nike
・Nike メンズ
・Nike メンズ 24cm
・Nike メンズ 24cm 渋谷
NikeというBigワードから、下に行くにつれてユーザーの購買意欲が具体的にキーワードに反映されていますよね?
検索ボリュームをキーワードプランナーで調べると分かりますが、下に行くほど少ないですが恐らく4つ目のキーワードはCVR30%ほどあるのでは?と経験上思います。
こういったロングテールのキーワードをコンテンツの無い状態で拾いに行くのは、正直不可能だし人力で行うのは骨が折れるのが容易に想像できますよね。
つまり、今すぐ系キーワードを拾うならば
リスティングの場合:コンテンツから抽出したキーワードを深堀り
アフィリエイトサイト(SEO)の場合:成約させたい商品のキーワードから深掘り
となり、今すぐ系キーワードのコンテンツは購入可能一歩手前のページにしておきます。
Topページとかに飛ばしていると、せっかく購買意欲の高いユーザーに無駄にページ遷移させることになり、離脱させてしまいます。
これ、リスティングだと部分一致やフレーズ一致で拾っている場合も多く、しかもボリュームが出にくいので見過ごしてしまい、結構な機会損失を発生させている場合が多いです。
お悩み系キーワードとは、買うか買わないか迷っているキーワードのこと
またまた靴をテーマに、以下キーワードを見てください。
・靴 ブランド
・靴 ブランド 比較
・靴 24cm
・靴 渋谷
どれも、そのまま購買に結びつくキーワードという訳では無さそうです。
が、こういう検索キーワードで来訪してくるユーザーは一般ユーザーに比べてCVRが高いはず。
2つ目に比較とありますが、ユーザーは何を買うべきか分からない状態です。
この場合、商品詳細ページを見せるよりも、一覧ページを見せるべきです。(もしコンテンツがあるのであればランキングページや比較ページに飛ばした方が良いです。)
ここで仮にあなたが靴のECサイトを運営しているとして、上記キーワードでNikeの24cmの靴のページにユーザーを飛ばしても、「まだNikeじゃなくて他も比較したいわ!」となり、価格.comに逃げられるかもしれませんw
僕がアフィリエイトサイトを運営していた時の2つのキーワード選定基準
使用ツールは基本的にGoogle AdWordsのキーワードプランナーです。(無料。リンク先:https://adwords.google.co.jp/keywordplanner)
※2017年現在、キーワードのボリュームを見ることがざっくりとしかできなくなりましたが、月1000円ほどGoogle AdWordsの出稿を行えば、以前のように見ることができるようになります。
月間平均検索ボリュームが1,000以上
Google側が算出している月間平均検索ボリュームですが、検索クエリの数から算出されています(はず)。
そのため、仮に月間平均検索ボリュームが1,000のキーワードで1位で表示させた場合、クリック率が30~40%くらいでCVRが1%ほどと置くと、月3~4件成約する計算になります。
これを多いと見るか少ないと見るかですが、通常150Pほど作る上にそれぞれテーマが似ていれば複合キーワードを獲得できるため、全てのキーワードを狙ってコンテンツを作成すれば問題無いコンバージョンボリュームになります。
競合性が中か低
アフィリエイト単価の高いキーワードの場合、当然競合となるサイトも多く、狙って上位表示させるのが難しいです。
そのため、ドメインパワーを持たない我々がいきなり競合性の高い(ただし、報酬額は莫大)なキーワードを狙うのはリスキーです。
僕は上記競合性の指標に加えて、実際に検索した際に表示されるサイトを見ています。
もしNaverまとめやYahoo!知恵袋、その他アフィリエイトサイトばかり表示される場合は狙い目と考え、コンテンツを作りに行きます。
もちろん、他のサイトより優位性のある”濃い”コンテンツを作って。
平均検索ボリュームが1,000かつ競合性が低ければ、作ったばかりのサイトでも比較的楽に上位表示可能です。
キーワード選びはリスティング運用者・サイト運営者にとって基本ですが、僕もまだまだ精進が足りないので頑張ります。
ちなみにこのサイトはキーワードの選び方を完全に無視し、書きたいコンテンツを書いています。