僕は新卒でアドテクの部署に配属され、社会人3年目を迎えました。
デジタルマーケティングに関わる人は情報の海の中から適切なものを選び抜き、血肉にしなければすぐに埋もれていってしまいます。
ウェブマーケターは常に最新の市場動向について情報収集を怠らないようにしないと、取り残される
これからウェブマーケティングに関わろうという方のために、僕が行なってきた効率の良い勉強法をまとめます。
ウェブマーケティングの体系的な知識を身に付けるには
①書籍で独学で勉強する
ウェブマーケティングと一口にいってもSEOやSEMなど様々だと思いますので、それぞれでまとめます。
SEOを勉強するのにオススメの書籍
まずはこれ!「いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方」
この本を一通り読めば、初学者の方でもSEOに関する知識を身につけることができます。
SEOのSの字も知らない!という方は、まずはこの本を読みましょう。
SEOとは何か?が少しでも理解できたら、ナイル取締役の土井さんの本「10年つかえるSEOの基本」を読みましょう。
土井さんはSEOの黎明期からの有名人で、業界の人なら誰でも知っている方です。
SEOとはユーザーのためを考えたサイト構築を行うこと、という基本をしっかり教えてくれます。
この本でSEOの正しい方向性を学んでおくことは非常に有益です。
最後に読むべきはこの本「これからのSEO内部対策 本格講座」
名著「これからはじめる SEO内部対策の教科書」の最新版で、技術的に深い部分まで入ってSEOを解説しています。
SEOに関する技術的な部分は、この本でほぼ全て網羅できます。
Google botのクローラビリティを高めるためのサイト構造や、内部リンクの考え方、セマンティックなHTML5の構造など、テクニカルな部分が豊富な本で、プログラミングを多少かじっていないと理解しきれないかもしれません。
セマンティックWebに準拠したHTML5の基本構造と間違いやすいポイント
ですが、この本を読み尽くした暁にはSEOの技術的な部分まで網羅できたと言ってよいでしょう。
超おすすめです。
SEM(リスティング・ディスプレイなどのPPC広告)を勉強するのにオススメの書籍
リスティング広告とは?という状態なら「いちばんやさしいリスティング広告の教本 人気講師が教える利益を生むネット広告の作り方」から始めよう!
「いちばんやさしい」と謳っている通り、初学者の人にも体系的にリスティング広告とは?を教えてくれます。
業界の有名人が書いている本なので、(最新の事情が載っている訳ではないですが)有益だと思います。
リスティング広告やディスプレイ広告といった運用型広告のコアな考え方を学びたい方は「新版 リスティング広告 成功の法則」と「運用型広告 プロの思考回路 AdWords/Yahoo!/Facebook広告の効果を最大化するベストプラクティス」を読むべし
前者はリスティング広告の教科書的な書籍で、運用型広告の代理店として有名なアナグラムの代表の阿部さんの書かれた本です。
こちらも業界人なら誰でも知っている方なのと、書籍の内容も充実していてオススメです。
後者はリスティング広告のみではなく、ディスプレイ広告まで広げた運用型広告全般についてまとまっています。
これも良著だと思いますので、読んでみるといいでしょう。
最新のアドテク事情を知りたい方は「アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南」を読むと、周辺事情含め深い知識を得られる
デジタルマーケティングラボを運営されている、広瀬さんの書籍。
最新のアドテク事情に明るく、データフィードやリターゲティングなど、知っておくべき広告配信の技術がふんだんに盛り込まれています。
運用型広告という枠にとらわれず、デジタル広告を使って何ができるか、の見識を広げてくれる面白い本です。
番外編:ウェブマーケティング全般の勉強をするのにオススメの書籍
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
マンガ形式でウェブマーケティング、ライティングの全般を教えてくれるのがこの2冊。
サクッと読めるので1時間ほどで読めてしまいます。
これまでの本はどうしても堅苦しくて眠くなる!という方は、ウェブライダー松尾さんの本を読まれることをオススメします。
②Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチのヘルプページなどの媒体資料を読破する
書籍での勉強も、限界があると思います。
ウェブマーケティングに関するwiki的なサイトがあれば非常に便利なのですが、探し尽くしましたが残念ながらありませんでした。
そのため、アドテクを担当していた僕はGoogle AdWordsやYahoo!スポンサードサーチのヘルプページを読み漁り、読破して内容を理解するという荒業をこなしました。
これも、理解ある会社で新卒時代を過ごすことができたが故に可能だったことです。
③TechAcademyの「ウェブマーケティングコース」を受講して習得する
僕が新卒時代の頃はまだありませんでしたが、現在では業界で唯一ウェブマーケティングに関する学習サービスを、オンラインプログラミング学習サービス大手のTechAcademyが提供しています。
①や②の方法で身に付けるのは強い意志を持っていないと難しいと思いますが、③なら(お金はかかりますが)充実したテキストと学習サービスで挫折せずに勉強することができます。
TechAcademyの「ウェブマーケティングコース」なら、実際にGoogle AdWordsなどへの入稿をしながら学習できる!
ウェブマーケティングの勉強で一番辛いのが、実際に広告運用アカウントを使ってみないと実情を覚えられないところです。
TechAcademyではその点も考慮し、実際に入稿しながら学習することができるというすぐれもの。
自分の社会人1年目の時にTechAcademyの「ウェブマーケティングコース」があれば、間違いなく受講していたと思います。(スタートダッシュして成果を出すため。)
無料体験コースもあるので、気になる方は申し込んでみるといいでしょう。