Google Performance Summit 2016はAdWordsのアップデートが目白押しでした。
Google、AdWordsのテキスト広告を長くする「Expanded Text Ads(ETA)」を発表
AdWordsでデバイス毎に入札単価の調整を可能にしたGoogleの目的を推察する
検索向け類似ユーザー(Similar Audiences for Search)開始により見込みユーザーの獲得がさらに容易に
GDNも例外では無く、これまでAdSenseやDoubleClick Ad Exchangeといった広告枠(=Googleのプロダクトのみへの配信)への出稿しか出来なかったところが、他広告ネットワーク(以後、ADNW)へも配信が自動的に行われることに。
このアップデートは既に全世界で適用されており、GDNの配信ボリュームが増えていたら原因はそれになるでしょう。
ついに来た…ディスプレイ広告の巨人、GoogleのDSP進出
ディスプレイ広告には大きく分けて「配信面」と「入札」という2つの要素があります。
ディスプレイ広告はいわゆるバナー広告のことで、サービス側が設置しているバナー枠にRTB(Real Time Bidding)という機能を用いて配信しています。(=DSP)
これまで、GDNではGDNとDoubleClick Ad Exchangeでの掲載を行えましたが、それを他ADNWまで拡大しました。
AdWordsの配信ロジックや広告クリエイティブの最適化は世界トップであり、他ADNWとオークションを行った場合勝ちやすいと想定しており、他ADNWでの配信よりもImpが出やすいと予想
これは間違いなく大きなアップデートで、近いうちにリマーケティング以外のGDN全配信メニューにおいて拡大される話のはずです。
そうなると、DSPは窮地に立たされることになります。
(広告主側の視点としては、数多くのADNWが乱立している状況であり、管理が煩雑になっている。それをAdWordsが解決して欲しい。UACみたいな。)
他DSP企業がどう出るか、楽しみです。