Google、AdWordsのテキスト広告を長くする「Expanded Text Ads(ETA)」を発表
2018年9月21日ウェブマーケティングETA,Expanded Text Ads,Google Performance Summit,テキスト広告
Googleはこれまで検索連動型広告、すなわちリスティング広告(テキスト広告)の広告文について変更を加えることはこの15年でありませんでした。
※直近でSERPS(検索結果)の変更を行ってはいます。
しかし、今回「モバイルシフトに対応する」という名目で、テキスト広告の文字数の増加を発表しました。
これにより、先ほどのSERPSの変更と合わせてよりリスティング広告が目立つようになります。
テキスト広告の文字数制限の拡張、その名も「Expanded Text Ads(ETA)」
広告見出し(タイトル)の文字数が「半角25文字 ⇒ 半角30文字×2行」に
まず大きな変更が広告タイトルの文字数の増加です。
しかも、文字数が増えるだけでなく倍になります。
※ちなみにPCでは1行表示ですが、スマホでは2行に2つ目のタイトルの途中からなります。
リスティング広告におけるタイトルの重要性はアドテク界隈の人間に関わらずSEOの人にも当たり前の話です。
これが、リスティング広告においては2行になります。
自然検索の流入が減ることは間違いないでしょう。
広告文の文字数が「半角35文字×2行 ⇒ 半角80文字×1行」になる
続いて広告説明文についても2行表示の廃止と文字数増加が実装されます。
これまでも2行表示という制約上、広告文1と広告文2の間に半角スペースは入りつつも繋げた訴求をする例もありましたが、そういう広告主にとっては朗報です。
訴求の幅は間違いなく広がると思います。
表示URLの手動設定ができなくなり、最終ページURLのトップドメインから自動で表示され、トップドメイン以降は自分でカスタマイズが可能に
これまで、表示URLは手動で設定しており、最終ページURLと異なるドメインであれば審査落ちするというのが通常でした。
しかし、今後は最終ページURLのトップドメインが自動的に表示URLに付与され、それ以降のディレクトリは自由に変えられるようになりました。(日本語のディレクトリを入れるのもOK(?))
そのため、表示URLの文言の最適化も必要になります。
これらの変更により、AdWords広告のCTRが20%程度増加するとGoogle側で試算されています。
むしろ、それしか上がらないの?という感じですが、フルローンチ前に代理店や広告主が対応に追われるのは間違いない、Google史上初と言ってもよいくらいの大型アップデートだと思います。
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