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検索向け類似ユーザー(Similar Audiences for Search)開始により見込みユーザーの獲得がさらに容易に

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Google Perfomance Summit 2016は発表が目白押しでした。

AdWordsのこれまでの発表内容は以下になります。

AdWordsでデバイス毎に入札単価の調整を可能にしたGoogleの目的を推察する

Google、AdWordsのテキスト広告を長くする「Expanded Text Ads(ETA)」を発表

上記2つには及ばないものの、大きなアップデートとしてあったのが本記事で紹介する「検索向け類似ユーザー」のスタートです。

本来GDN(Googleディスプレイネットワーク = ディスプレイ広告)のみでしか利用できなかった機能ですが、今回検索連動型広告(リスティング広告)にも利用できるようになりました。

GDNのターゲティング方法は6種類ある!配信効率化を図るために覚えよう

目次

ディスプレイネットワークの類似ユーザーと検索連動型広告の類似ユーザーは属性が異なる

元々、ディスプレイ広告のみで使えた類似ユーザーへのターゲティングですが、類似ユーザーのリスト数については検索広告由来のものも見れていました

当時から疑問に思っていたのが、同じリストにも関わらず両者のユーザーリストのサイズが異なっていたことです。

それもそのはずで、検索由来のユーザー数は少ない代わりにCVする可能性の高い見込みユーザーが多いですが、ディスプレイ広告由来のユーザー数は多い代わりにCVRも低いだろうと想定されます。

なぜかと言えば、検索広告由来のユーザーは明確な欲求を検索クエリに反映させているのに対して、ディスプレイ広告由来のユーザーは配信面に存在する広告を見ただけに過ぎないからです。

両者の質も数も違うことは明らかでしょう。

検索連動型広告の類似ユーザーはCV傾向が高いと考えられ、RLSA(Remarketing List for Search Ads)で入札の強弱を付けるべき

例えば、とあるサービスでRLSAによりCV傾向の高い(低い)ユーザーリストが作成されていたとします。

検索広告向けAdWordsリマーケティングリスト(RLSA)でCVRを伸ばす!

その場合、CV傾向の高い(低い)ユーザーリストの類似ユーザーのリストに対して入札強化(抑制)を行えば、恐らく通常配信よりは良い効率で配信が出来るはずです。

他にも色々な使い方はあると思いますが、アドテクに関わる身としては大きなアップデートだと思っているので、施策検討を行っていこうと思います。

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