Google AdWordsに出稿している方ならば知っている方も多いだろう、広告表示オプション。
この実装については、基本的に知っている人ならば導入している場合が大半だと思います。
実装できる機能にも、自動で追加されるものと手動で追加するものがあることや、なぜ導入すべきなの?という疑問もあると思いますので、その両方を詳しく解説していきます。
広告指標の一つであるクリック率=CTRとは?その意味と計算式をまとめ
広告表示オプションには「手動」と「自動」のものの2種類がある
何もしなくても表示される「自動」の広告表示オプション
アクセス履歴
これ、普通のGoogle検索側にも実装されているものを広告でも使えるよって話です。
広告主側というより、ユーザー自身が一度見たページを閲覧したく無い時に使えますね。
ソーシャル表示オプション
現在、各種SNS(Fecebookやtwitter、Instagram)のアカウントを運営している広告主は多いと思います。
多くのフォロワーを獲得しているサービスについては、ユーザーから見た時に信頼度が上がることでしょう。
「手動」で設定する必要のある広告表示オプション
最初に注意なんですが、これらのリンクがクリックされた場合、通常のリンク先と同様に課金されます。
表示させること自体は無料です。
アプリリンク
これは導入の是非が問われる実装ですね。
上記アプリリンクをクリックした際も、課金が為されてしまいます。
プロダクトのKPIを予約完了にしている場合、パラメーターを振るなどしてアプリのダウンロードと予約CVとを切り分けられるようにしていれば良いですが、そうで無い場合は実装しない方がいいような。
電話番号
利用者にとっては非常に便利な電話番号の広告表示オプション、これもアプリリンクと同様に広告からの電話予約への流入を切り出して見れるならば良いのですが…
住所
この地図も、クリックされれば課金されてしまいます。
例が悪い気がしますが、上記アイスクリームサイトの場合は地図を表示するメリットがあるかもしれません(来店して買ってもらえればいいので)。
来店を見込んで広告出稿している場合には導入もありかもしれません。
レビュー
これ導入しているサイトを見たことがありませんが…自サイトの製品のサードパーティーレビューのリンクを置けるというもの。
企業やサービスの公式ブログ等を運営している方は使える機能かと思います。
サイトリンク
恐らく一番効果があり、検証の必要があるのがこの「サイトリンク」です。
単純にサイトリンクの部分だけ表示幅が広がりますので、CTR増加はほぼ間違いなしです。
また、訴求文が増えたことになるため、自サービスの強みをアピールできるようなサイトリンクを設定しましょう。
サイトリンクに入稿できるリンク先については、複数入れることが可能(基本4本入れておく)なので、入稿したサイトリンクに関して均等か最適化配信を選んで行うという形です。
コールアウト
コールアウトも先ほどのサイトリンクと同様、表示設定をしておけば表示幅が広がるとともに、訴求文を追加したことになるので、CTR増加はほぼ間違い無いです。
現状ランダムに配信されている(?)ので、CTRの比較により勝ちパターンを常に検証していくことが大事です。
そもそも広告表示オプションは広告ランクの高い(≒広告の品質が高い)ものにしか出ない
この広告表示オプションですが、全ての広告主に対して表示される訳ではありません。
AdWordsの表示順位が1 or 2位の広告にしか表示されるのを見たことがありません。
広告表示オプションは「元々表示順位の高い広告のCTRをさらに高めるもの」
つまり、設定しておいて損は無いけれども、設定したからといって表示を確約するものでは無いという点に注意しましょう。
(万が一競合が入札単価を弱め、自サイトの広告がトップで配信された時、広告表示オプションを設定していればそれが表示されることによるCTR増加により、広告の品質も付随的に上がって今後競合に入札で勝ちやすくなる…なんて可能性も考えられますよね。)
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