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スマホとパソコンの「解像度」の考え方のちがい

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先日パソコンのディスプレイを31.5型で4K解像度のものに入れ替えました。

実質的に使えるデスクトップ画面の広さがすごく広がって、パソコンで行なう作業の効率がグッと上がりました。

実は図らずも著者が使っているスマートフォンも4K解像度のパネルを使っていたりします。

ですが、スマートフォンの方はそれ以前のフルHD解像度のモデルから4K解像度の今のものに換えても、画面の解像度の高さの違いで作業効率の変化を感じたことがありません。

このあたりの理由は、パソコンでの画面の解像度とスマホの画面の解像度の使われ方がかなり違っている、というのが理由の一つです。

今回はスマートフォンとパソコンの解像度の考え方の違いを説明します。

一言で言えば物理サイズの違い

スマートフォンとパソコンとでディスプレイの解像度の数字が同じでもその性能を使う方向性が違っています。

この理由の一つは物理的な画面の大きさが違うことです。

スマートフォンだと画面は5型~6型ぐらい。これに対してパソコンではデスクトップパソコンだと画面のサイズは21型とか24型とか。大きいものだと著者が導入したような31.5型なんてディスプレイも増えてきています。

このためスマートフォンだと画面に表示する文字の数をあえて「抑えて」います。スマホの小さな画面でもきちんと読みやすい文字の大きさを確保するためですね。

パソコンだとその条件がとても緩くなります。普通に読めるサイズの文字でも画面の物理的な大きさが十分にある分、たくさんの文字を表示できます。

スマートフォンの高い解像度の使い方

スマートフォンではディスプレイの解像度の高さを文字のキレイさ、画像の緻密な表示に使っています。

例えばこれぐらいの文字のサイズの表示がスマートフォンだと一般的だと思いますが、

このとき1文字を拡大してみるとこんな感じになります。

サイズを確認すると1文字に46ドット x 66ドットも使っています。これは4K解像度のスマホの例です。

すごく贅沢にドットをたくさん使っていますので、実サイズで見るとすごく滑らかな文字の表示に見えるようになっています。

これがパソコンの場合には1文字に使っているドットは7ドット x 12ドットとかと、かなり少ない数字です。1文字に使うドット数が少ない分、同じ解像度の中にずっとたくさんの文字を表示できる訳です。

その分、1文字のキレイさではスマートフォンよりもだいぶ劣ります。

表示できる文字数の違い

スマートフォンの場合、上の例のような文字の大きさで画面にびっちり表示しても、表示できる文字数は1200文字ぐらいです。

これに対して4K解像度のパソコンの方は、デスクトップの中のこれぐらいの大きさのウィンドウに、

目一杯ではない文字を表示しても(80文字で折り返し)、

5000文字以上を一画面に表示できています。

このあたりがパソコンとスマホのデジタルデバイスとしての性格の違いに表れていると言っていいでしょう。

パソコンの大きな画面なら複数アプリをいっぺんに

スマートフォンの画面だとやったとしても画面を2分割して2つのアプリを表示するぐらいが限界ですよね。これ以上たくさん表示させてもそれぞれの断片で見られる情報はわずかになってしまいます。

これに対してパソコンの物理サイズが大きな画面なら、たくさんのアプリのウィンドウを並べて表示することが出来ます。それぞれ実用的な表示を行ないつつ。

パソコンの大きくて解像度の高いディスプレイは、複数のアプリを同時に並べて見比べながら作業するためのスペース、と考えるといいと思います。

21型のフルHDのディスプレイでアプリ1つを全画面モードで使うのはちょっともったいないかもしれません。いつもパソコンでそういった使い方をしている方は、アプリのウィンドウの設定をちょっと見直してみると作業をもっと効率よく行えるようになるかもしれません。

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