サンワサプライのUSB3.0接続有線LANアダプタ兼USBハブのミニレビュー

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サンワサプライ LANアダプタ付きUSB3.0ハブ(USB3.0×3ポート+LAN×1ポート) USB-3H301BK

普段2台のパソコンを併用して作業を行なっています。このときのサブPCは最近はあまり使われなくなった言葉ですが、インテルが提案したいわゆる「Ultrabook」と言われたタイプのモバイルノートパソコンです。

同じクラスのノートパソコンは今でもたくさん売られていますが、なぜかこの言葉使われなくなっていましたね。

さて、こういったタイプのノートパソコンの割と多くは有線LANが省略されています。これを補う周辺機器の一つが今回レビューするタイプの製品です。

なぜわざわざ有線LAN?

有線LANはその名前の通りパソコンとルーターの間にケーブルを引っ張って接続します。ですから場所によってはケーブルが邪魔くさいと感じられるケースもあると思います。

今では無線LANの転送速度もかなり速くなっていますので、なんでいまさら有線LANなんて使わないといけないの?と思われる方もいらっしゃるかも。

わざわざケーブルを引っ張ってまで有線LANを使う理由の一番大きなものは「通信の安定性」です。無線LANはデータのやりとりを電波で行なうこともあって、通信の安定性では有線LANより数段劣ります。

ここはどれだけ新しい無線LANの規格が生まれても有線LANに肩を並べられる安定性を手に入れることはないと思います。

2つめとしては、実際の通信速度が有線LANのほうがまだまだ上、と言うのもありますね。

今世の中に出ているノートパソコンやスマートフォンだと、「リンクアップ速度」が867Mbpsぐらいが上限です。もっと速い規格もあるのですが、採用した製品がまだ少ないですね。

また無線LANの実際の通信速度はリンクアップ速度の1/3ぐらいに留まることが多くなっています。867Mbpsでリンクアップできても、実際の通信速度は300Mbps出ればいいほう。有線LANは1Gbpsの規格のものだと800Mbps以上の実効スピードが出ますので、まだ結構な差があります。

今はインターネットの接続の方をIPv6方式にすると、プロバイダーと通信相手の性能によっては500Mbpsとかいった超高速でのデータのやりとりが出来ることがあります。

これをフル活用しようと思ったら、有線LANが使えた方がちょっぴりうれしい、ということですね。

それとあともう一つ。

ちょっとニッチなポイントかもしれませんが、有線LANのほうが普通は無線LANよりも反応速度が速いのです。正確ですが小難しい言葉で表すと、「遅延が少ない」とか「レイテンシが小さい」などと言った表現になります。

すごくタイミングにシビアなネットワークゲームなんかにはうれしいことが多くなります。

使うならUSB3.0接続の製品を

もし使っているインターネット接続用の回線が光ファイバーを使ったもので、IPv6通信などですごく速い実効通信速度が出せるなら、ルーターと接続する自宅側のLANも1Gbps対応のものがいいです。せっかくの速度がもったいないですからね。

ですので、USBに接続するタイプの有線LANアダプタにはUSB3.0接続の製品を選びましょう。

USB2.0は規格上の最大の通信速度が480Mbps止まり。これだとやっぱり1GbpsのLANの性能が使い切れません。ですので、USB2.0接続のこのタイプのアダプタの有線LANの速度は100Mbpsまでのものになっています。

これに対してUSB3.0の最大速度は5Gbps。ギガビットの有線LANもきちんと性能が出ます。

USBの口の不足も補える

モバイルノートパソコンは周辺機器を繋ぐためのUSBのポートの数も控えめなことが多いです。その例に漏れず、著者が使っている機種もUSB3.0がふたつだけ。

そのうち1つを有線LAN接続のために使ってしまうと空きが1つだけになってしまいます。そんなにたくさんの周辺機器を繋ぐ訳ではなくても、実際にはこれが割と困ります。

今回使ってみたサンワサプライの有線LANアダプタのUSB-3H301BKは、ギガビットの有線LANのコネクタの他にUSB3.0のコネクタを3つに分岐するハブ機能も備えています。

有線LAN増設と一緒にノートパソコンの拡張性もプラスしてくれる優れものです。

接続はとても安定

今回試してみたサンワサプライの有線LANアダプタは、日本のメーカー製としてはAmazonでは最安クラスの製品でした。海外メーカーのものならもう少し安いものもあったのですが、レビューの評価のばらつきが大きくて安定して使えるかどうかに不安がありました。

それに対してこちらの製品は全く使えなかったとか、品質上の問題を訴えるレビューがなかったので安心して選べた感じですね。

Windows 10のパソコンで使ってみていますが、接続にはドライバーなどのインストールが不要ないわゆるプラグアンドプレイでOKなカタチです。何も考えずにUSBコネクタに接続したらすぐに使えるようになりました。

実際にネットワークを使うサービスで使ってみたときの使用感は、少なくとも今のところは接続は超安定、と言っていいぐらい。有線LANらしい使い勝手です。

MMORPGでかなりネットワーク側の負荷がかかりそうな使い方もしてみましたが、終始安定して動いてくれました。文句なしですね。

低負荷時にもわずかに熱を持ってじんわりと暖かくなるのですが、ネトゲで激しい戦闘の最中でもその温度が変わりません。内蔵しているネットワークアダプタの熱暴走といった心配もなさそうです。

通信速度の方は1Gbsの規格を使い切れているかは微妙なところなんですが、ノートパソコン自体の性能もデスクトップパソコンよりは低いのでそもそもが通信速度の枠を使い切れる状態にはないのかもしれません。

それでもとりあえず無線LANでの接続よりも数倍高速でデータのやりとりは出来るのでこちらも満足です。

一つ気になるところがあるとしたら本体とPCを繋ぐケーブルが短くて堅めのため、本体を置くときにケーブルが突っ張り気味で配置が思ったようにいかない場合があることぐらいでしょうか。

なにかで押えればケーブルが堅すぎて暴れるところまではいきませんので、設置の仕方しだいではありますが。

とりあえずAmazonでは2000円前後のお手頃価格で販売されていますので、モバイルノートパソコンなどに有線LANが欲しくなったときにはなかなかいい選択肢の一つになってくれる思います。