Twitterのタイムラインが関心順になる裏側をマーケティング目線で考える
Twitterユーザーにとっても、導入している企業にとっても非常に大きな変更となるニュースが飛び込んできました。
参考:Twitterがタイムラインを変更 来週にも時系列からアルゴリズム導入へ
これまで時系列順に並んでいたタイムラインの投稿が、ユーザーの興味関心に合わせたアルゴリズムにより最適化配信されるように変更されます。
Facebookがその圧倒的なターゲティング精度により時価総額で35兆円(世界7位)となりましたが、一方のTwitterの株価は下落を続け、2.2兆円ほど。
この差はマネタイズ方法の確立にあるのは明らかでした。
TwitterのCEOに返り咲いた創業者のジャック・ドーシーがマネタイズ確立に向けた大胆の舵取りを行った
Twitterの創業は本当にスタートアップ特有の"ドロドロの“人間関係で成り立っており、創業者が会社から追い出されたりイザコザが絶えませんでした。(参考:http://gaiax-socialmedialab.jp/twitter/377)
Facebookとは異なり、どちらかと言うとLINEのようなコミュニケーションツールと呼ぶ方が正しいTwitter。
ユーザー情報も限定的であり、Facebookには到底敵いません。
つぶやきも膨大で、一人一人に最適なレコメンドを行うのはこれまでの技術では難しかったのでしょう。
だからこそ時期列順のタイムライン表示だったのですが、それが仇となり広告配信プラットフォームとしてはFacebookやGoogleに比べて効果の悪いものとなっています。
が、ユーザーは確かにいる訳で、企業はアカウントを開設するのであれば運用方法を模索しなければいけません。
となると、アカウント導入に二の足を踏む企業が多いのは事実でしょう。(SHARPとかタニタとか、認知度向上という点で成功している企業もあります。これらの企業のKPI設定や運用指針は非常に気になります。)
ユーザーの関心度順のタイムラインになるということはCVRが上がることが想定される
単純にユーザーの関心度に応じたタイムライン表示に変更されれば、タイムラインの配信毎のCVRは向上すると考えられます。(また膨大なタイムラインに埋もれてしまう可能性も低くなるとのこと。)
ユーザーにとっては一長一短ある変更内容かもしれませんが、企業側にしてみれば歓迎でしょう。(広告がどのような配信のされ方をするのかは分からないので、効果は保証出来ませんが。)
すると、広告配信を導入する企業が増えてTwitterの収益向上にも繋がるという訳です。
僕もそろそろTwitter広告を打ってみます。それに向けて、クリエイティブの検討を進めています。
マーケターとして新しい施策をやらない訳にはいかないので、経過報告を行おうと思います。