リスティング広告で効果的なテキスト(タイトル・説明文)を考えるコツは「ABテスト」
Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチで広告運用をしている皆様。
タイトルと説明文の検証は行っていますか?
別記事でも書きましたが、Googleの場合、媒体側で勝手に最適化のロジックがいくつか組まれており、そちらに任せてタイトル・説明文の検証を継続的に常に行うのがベストです。
※最適化配信(CTR=クリック率,CV数,掲載順位保証)、均等配信等のことです。
ちなみにYahoo!の場合、最適化配信(CTR)か均等配信しかありません。
今回は、一体どんなタイトルや説明文であればユーザーの興味を惹くのか。
そこに焦点を絞って僕の考えるところを解説していきます。
目次
あなたの運用している広告アカウントに最適なタイトル・説明文を知っているのは、ユーザーです!
僕はいくつもウェブサイトを運営してきた経験がありますし、タイトル付けや説明文(SEOで言う、title,meta="description")は何百と考えてきました。
ですが、自分の中でこれが正解なんてものはありませんでしたし、狙ったタイトルでシェアが増えず、思いがけないタイトルでシェアが増えたケースもありました。
こういうタイトル付けに関しては、正直数をこなして自身に経験を構築していくしかありません。
というより、良い訴求というのは量が質に転化する典型例と考えられますので、どんどん新しい訴求にチャレンジしていくべきでしょう。
が、それでは身も蓋も無いのでGoogleの推奨しているヒント(参考:https://support.google.com/adwords/answer/1704392?hl=ja&ref_topic=3119117)を元に、考えていきます。
価格や特典内容といった、自社サービスの強みを"数字“で明記する
以下はBooking.comの例。
自社の強みである格安予約という要素を、きちんと数字に落とし込んでユーザーにアピールしています。
「格安予約」と「最大50%オフ」だったら後者をクリックしたくなるのが人間です。
人間は数字や社名といった"具体性“に惹かれる
ユーザーの行動を促す訴求を入れる=ユーザーを"急き立てる“
こういう商品があるよ!では無く、この商品を今すぐに買わないと損だよ!とユーザーに思わせれば、その時点で見込みユーザーから購買予定ユーザーに変えることができます。
多くの購買意欲の低いユーザーを呼び込むことは、サイトのCVRを低下させますし、クリック課金というGoogleとYahoo!の特性上無駄コストが発生します。
それより、購買意欲の高いユーザーのみにクリックして貰えば少ないコストで多くのコンバージョンを獲得できるチャンスになります。
以下は楽天市場(https://www.rakuten.co.jp/)の例。
今は12/30ですが、おせち料理を駆け込みで注文する人は絶対にいるはず。
冬のこの時期におせち料理やカニ通販で儲けるアフィリエイターも多いのは有名です。
楽天はタイトルも説明文も攻めてるなぁという印象を受けます。
「まだ間に合う」「2016」「年内お届け間に合います」といった、ユーザーを購買に揺り動かす訴求を上手く嫌らしく無く散りばめていて、お手本のような訴求文ですね。
広告文にキーワードをインサーション(挿入)する
Googleのヘルプに記載してある順番で書いているため、3番目の登場ですが実はこれが一番重要です。
理由は簡単です。
上記は「ホテル」というキーワードで検索した時の結果です。
タイトルや説明文に「ホテル」という単語が入っていると、自動的に太字に変換されて目立ちます。
これだけでも、CTR向上に効果があります。
少し驚きなのが、「hotel」という「ホテル」の英語も太字で表示される点。
要は出稿するキーワードに関してはほぼ確実に広告文に挿入しておくべきということです。
広告文とリンク先のページの内容を一致させる
説明省きます。
スパミーな広告はダメですよ!ということ。
クソPPCアフィリエイターは早く絶滅して。
複数の広告=競合の広告を比較する
自分一人で広告文を考えるには、電通のハイパーコピーライターでも無理です。
世の中の良い訴求を自分なりにアレンジしましょう。
広告文を考えるのであれば、競合の訴求が一番参考になります。
使える記号を使って広告を目立たせる
公式のレギュレーションを確認して、記載の無い記号に関しては使って目立たせてみましょう。
(審査落ちしても僕は一切責任を持ちませんが(迫真))
Google:https://support.google.com/adwordspolicy/answer/6021546
Yahoo!:https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?cat=13
実際に入稿してみて審査落ちしていない(と思われる)記号等をまとめたページもリンク置いておきます。
http://jb-labo.com/usable-mark-20150127/
http://liskul.com/listing-apply-nyuukoukitei-553
実例はこちら。
先日Yahoo!に買収された一休から。
とにかくタイトルや説明文の検証は、常に行っていくべきでありますし数をこなすほど"当たる"感覚が付いてきます。
毎日検討していって、センスを磨きましょう。