Microsoftが発表したSurface Laptopの仕様・スペック・価格と新OS「Windows 10S」についてまとめ
MicrosoftがSurfaceシリーズの最新作、クラムシェルモードの「Surface Laptop」を発表しました。
以前、Surface BookとMacBook Proを比較する記事を書いていましたが、結局2016年モデルのMacBook Pro15インチを購入して快適に使っています。
Windowsデスクトップも使っていましたが、クアッドコアCPUのMacを初めて使ったこともあり、非常に快適なのでパソコン欲は収まっていたはずですが、くすぐられています…。
Microsoftの発表した内容と、米国公式サイト(日本では発売日未定)の仕様・スペックをまとめます。
Surface Laptopの仕様・スペック・価格について
実はこのSurface Laptop、日本では発売日が未定となっており、米国Microsoftのホームページから確認するしかありません。
諸外国では5/2より予約を開始し、発売開始が6/15となっているのですが、日本発売に備えて米国マイクロソフトの英語でのスペック表を見つけましたので、Surface Pro 4の仕様と合わせて日本語でまとめます。
Surface Laptop | Surface Pro 4 | |
OS・ソフトウェア |
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スクリーンサイズ | 13.5インチ PixelSense™ Display | 12.3インチ PixelSense™ Display |
タッチディスプレイ対応 | ○ | ○ |
解像度 | 2256px × 1504px (201 PPI) | 2736px × 1824px (267 PPI) |
CPU(プロセッサ) | 第7世代 Intel® Core™ i5 or i7 | 第 6 世代 Intel® Core ™ m3、i5、or i7 |
GPU(グラフィック) | Intel® HD 620 (i5) Intel® Iris™ Plus Graphics 640 (i7) |
Intel® HD グラフィックス 515 (m3) Intel® HD グラフィックス 520 (i5) Intel® Iris™ グラフィックス (i7) |
RAM(メモリ) | 4GB, 8GB, or 16GB | 4GB, 8GB, or 16GB |
ストレージ容量 | 128GB, 256GB, or 512GB | 128GB, 256GB, 512GB, or 1TB |
寸法 | 約308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm | 約292.1 mm x 201.4 mm x 8.4 mm |
重さ | 1,252 g | 766 g (キーボード込で1,000-1,100g程度) |
バッテリー時間 | 14.5時間 | 9時間 |
接続端子(ポート類) |
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色 |
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シルバー |
価格 |
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引用:米Microsoft公式ページ(英語)、Surface Laptopカタログ表、Surface Pro4 カタログ表
赤字で記した部分は、スペックが勝っている部分になります。
結論から言うと、Surface Pro 4と同等以上のスペックの載った、2 in 1ではないノートPCという位置付けのようです。
Surface Laptopの仕様・スペック・価格を見て、魅力的に感じた点
所有感を満たす4色の統一された質感が最高!MacBook超えを狙ったデザインに脱帽
まず驚いたのが、紹介ビデオを見て「かっこいい…」と思ったこと。
正直、他のWindows PCが霞んで見えるほどの洗練されたデザイン。
後ほど書きますが、性能もSurface Pro 4からスペックで見劣りしていませんし、価格は同じくらい。
物欲を抑えたはずが、米Microsoftストアでポチりそうになりました危ない危ない…。
CPU(プロセッサ)・GPU(グラフィック)はSurface Pro 4から順当にスペックアップ!
スペック表を見るとお分かりだと思いますが、CPUやGPUは最新世代のものを搭載しており、そのスペックも申し分ありません。
デュアルコアのCPUが搭載されているとは思いますが、最新版のためスペックは問題ないですし、GPUもIntel製CPU内蔵のものとしては最高スペックに近いです。
個人的に気になったのは、Microsoftのイベントで性能について発表された際に「MacBook “Air“より50%早い」とあったこと
Appleは既にMacBook Airを主要ラインから消していますし、今更比較されても…と思っているでしょう。
比較するなら12インチのMacBookかMacBook Proだったと思いますが、MacBook Proは既にSurface Bookで比較に利用していますし、性能の劣るMacBookと比較することは許されなかったのでしょう。
画面サイズは13.5インチと、ラップトップに必要なサイズを確保
Surface Pro 4の難点として、画面サイズが12インチと小さめなこと。
性能の高いCPU等を積んでいるのにも関わらず、12インチではプログラミングや動画編集などの性能を要する作業には向いていないという、皮肉な商品設計になっている気がしていました。
しっかり画面サイズを13.5インチに引き上げてきたのは、個人的に嬉しいポイントです。
バッテリーが14.5時間持つ化物性能
恐らく、OSがWindows10″S"での測定ではあると思いますが、Surface Pro 4より間違いなくバッテリー駆動時間は長くなっているはずです。
ノートパソコンを持ち歩く際に一番厄介なのが、バッテリーが邪魔・重いことです。
MacBookシリーズくらいスタイリッシュで嵩張らないバッテリーならばいいのですが、Surfaceシリーズの充電器はそこまでではありません。
14.5時間もバッテリーが持つのであれば、充電器を持ち歩く必要は無さそうです。
Surface Laptopの仕様・スペック・価格を見て感じた、残念な点
OSが「Windows 10″S“」なこと
Windows RTという、初期Surfaceに搭載された幻のOSがあったのですが、その再来かと思ってしまいました。
この「Windows 10S」は、ブラウザをEdgeから変更不能だったり、Windows Storeアプリ以外のインストールが不能だったりと中々の縛られたOSです。
幸いにも、今年中はWindows 10 Proへのアップグレードが可能なようなので、購入された方はまずOSのアップデートを行うべきでしょう。
解像度がSurface Pro 4からスペックダウンしていて、若干不安
Surface Pro 4がかなりの高画質で、店頭で触ってみてもWindowsのフォントが綺麗に見えてMacBookシリーズに引けを取りません。
しかし、Surface LaptopはフルHDよりは遥かに画質が良いですが、それでもスペックダウン。
恐らく問題ないとは思いますが、店頭でチェックしてから購入した方が良さそうです。
ポート(外部接続端子)が貧弱。USB Type Cは欲しかった…
発表でMacBook Airとの比較を出すくらいなので、ポートもそれを意識して作られているのは分かるのですが、USB 3.0が1つだけなのはキツくないですか…。
USB Type C(Thunderbolt 3)であれば、ディスプレイ接続から充電まで幅広くこなせるため、1つの拡張ドックさえ購入してしまえば以前よりも圧倒的に使いやすくなります。
Surface Laptopのみで完結する方であれば問題ありませんが、外部ディスプレイ等に接続したりSDカードを繋げたりしたい方には厳しい仕様かもしれません。
結局、Surface Laptopは買いなのか?
Surface Laptopをサブ機として使う(メイン機を他に持っている)方 ⇒ 買い
僕は、母艦をMacBook Pro 15インチに統一しました。
複数環境があるのが嫌になったのが原因ですが、外に持ち運ぶのはさすがに重いなと思っています。
サブ機として12インチのMacBookは心もとない性能なので、このSurface Laptopを買うのはアリだなぁと思っているところですし、同じ考えの方にとってはピッタリのPCだと思います。
(重さが1.2kgと若干重いのでは?と思うかもしれませんが、1kgを切るウルトラブックはキーボードが打ちにくいとか色々難ありです。)
Surface Laptopをメイン機として使う方 ⇒ (拡張性を我慢するなら)買い
Windows環境しか使わないし、少ないポートも我慢できる!という方であれば、Surface Laptopをメイン機として購入するのもアリです。
画面サイズはそれなりに大きいですし、解像度も良く性能も最新型CPU・GPU搭載で高い。
重さも1.2kgだし、持ち運んでも自宅でも快適に作業できます。
また、Surface Pro 4だと2 in 1 PCという性質上、膝の上で作業することが難しいかもしれませんが、Surface Laptopならばスタンドが無いためその心配はありません。
Surface Pro 4ユーザーの方は、乗り換え端末として最適だと思います。
僕はしばらく、MacBook Proの仮想環境にWindows 10を入れて使ってみて、使用感がイマイチであれば購入しようと考えています。
何より安くなっているSurface Pro 4も同様の性能を持っていますし、解像度が高いので「Windowsはフォントが…」というのも一切気になりません。
十分に吟味して決めたいと思います。
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