新社会人になるあなたへ、知っておいて欲しい8つのこと

2018年9月21日雑記仕事,技術,新社会人

学生生活を終えた皆さん、いよいよ社会人になる4/1を迎えた訳ですが心境はどうでしょうか。

ワクワクと不安と期待が入り混じったような、複雑な気分だと思います。(僕もつい2年前はそうでした。)

ちなみに、社会人ともなると4/1がエイプリルフールであることすら忘れてしまいます。(むしろ期の始まりなのに体調を崩したっぽくて、それどころじゃ無いんです。察してください笑)

もう3年目の中堅社員になってしまう自分が、振り返りも兼ねてこんな中二病ポエムを書きました。

今回は、自分の経験を元に新社会人になる皆さんへ、また中二病ポエムをインターネットに放流しようと思います。

学生時代に勉強してきたことは、大抵役に立たない

理系の大学院を出た僕は、趣味のWeb制作が高じてウェブマーケティングを仕事にしようと決意し、入社しました。

(最近ではWordPressのSEO案件を受けたり、このサイトを更新したり、独学でPHPやRubyなどのプログラミング言語を勉強したりと、時間が足りない毎日を送っています。)

しかし、入社当時は学生時代に多少あった(と自分で信じていた)SEOの知識が活かせるのでは?と思っていましたが、配属されたら一切役に立ちませんでした

なぜなら(アドテクの部署を希望してそこに行ったこともありますが)、会社には独自の戦略があり、それに応じた施策が走っていますし、最先端のことは社外に落ちてなんかいないからです。

むしろ、新しい時代の流れを先んじて掴み取り、生涯勉強を続けていくことが非常に大事です。

とにかく新人の1年間は"目の前の仕事“を理解し、正確に、真摯に取り組むことが何よりも糧になる。

仕事で得られる知識は「会社固有のもの」と「普遍的なもの」の2通りある

企業に入社し、最初は先輩の後ろに付きながら色々な仕事をすることになると思います。

その時の仕事は雑用まがいのものから実務に関わる楽しいものまで、様々です。

会社固有の知識(=あなたの会社でしか役に立たない知識)は、企業の業務を円滑にするために必要なものではありますが、はっきり言ってあなたの成長にはあまり寄与しません。

正確に言うと、与えられたタスクをこなせるようになるという意味で成長しているかもしれませんが、市場価値を高めることにはなりません。

成長に繋がるのは普遍的な知識(=どこの会社・業界でもやっていける知識)だということを、常に頭に入れておきましょう。

雑用しか回ってこないならば、さっさと終わらせて大事な仕事を取りに行く意識を付けましょう。

普遍的な知識を得るために、会社固有の知識を早々に習得することが大事だ。なぜなら、会社固有の知識よりも普遍的な知識の方が膨大にあるからだ。

全ての仕事に全力を出してはいけない。ここぞという仕事が来た時に120%の力を出し切ることが成功を掴むコツだ

仕事には、誰でもできるような単純作業から難しい仕事まで様々です。

新人の時はどの仕事も単調に思えて、同じような力を出してしまうかもしれません。

だが、それは大きな間違いです。

言葉は悪いですが、どうでも良いタスクは必要な品質をクリアするくらいの力の出し方で良いのです。

もちろん、手を抜けと言っている訳では無く、全部の仕事にがむしゃらに頑張る必要は無いだろうという意味です。(パワポのデザインを凝るより先に、論理構成をしっかり練って上司に見せることの方が遥かに大事です。デザインなんて先輩のテンプレでOKですよ。)

会社の収益に直結するような大きな仕事が降ってくるチャンスは、いつ来るか分からないのです。

大きな仕事を嗅ぎつける嗅覚と、いざ来た時にその仕事に飛び込める余力を、少しは残しておくべきである

大きな仕事をしたいのならば、今目の前の仕事を「最速」でやることだ

新卒1年目で大きな仕事を取ってくるなんて、相当ハイパーな奴しか出来ないですし、そもそも新卒に社運を賭けるような仕事を任せられるような環境はあまりありません。

大きな仕事を取ってくるのは上司の仕事です。

ならば、その大きな仕事の欠片として渡された仕事は、「最速」で行いましょう。(もちろん、120%の質のアウトプットを出すことも大事なんですが、最初は難しいですよね。)

例えばメール1つ取っても、5分後にレスをくれる新人1時間後にレスをする新人なら、上司は前者に仕事を任せたくなるはずなのは明らかだと思います。

上司から仕事で信頼を勝ち取るには「正確性」「スピード」「質」が必要だが、新人時代に価値を発揮するなら「スピード」だ

大抵の仕事は「面倒臭い」。面倒なことは、逆に社内でやる人が少ないから価値を発揮するチャンスになる

大きな仕事は、大抵技術的に難しかったり、人を巻き込んで協力を仰がないと出来ない面倒臭いものがほとんどです。

だから、社内でもチャレンジしようとする人間は限られるますし、仕事を任せられる人間も上司から見て少ないものです。

新人の今こそ、面倒臭い仕事を泥臭く経験し、早めに失敗するチャンスなんです。

多少の失敗も「新人だから仕方ないよ!」と言ってもらえる、ボーナス期間なんです。

面倒臭い仕事には、大抵何かしらその企業の抱える課題が潜んでいる。それを解決することは自身の大きな成長に繋がる

企業の研修は絶対に無駄にしてはいけない。いつか点と点が繋がる時が来る

僕はウェブマーケティングの部署を希望し、アドテクに関わりたかったのですが直接関係は無い3ヶ月にも及ぶ開発研修を受けました。

当時(今もだが)Ruby on Railsでの開発を経験したかった僕は、Javaでの研修に気が向かなかったのを覚えています。

しかしそれは大間違いで、Javaのような堅い言語で開発研修を行うことで、その後の独学でのRuby, Ruby on Railsの習得に大きく役立ちました。

また、アドテクの技術的背景の理解にも、苦労はしたのですが落ちこぼれはしませんでした。

企業の研修は1人当たり数百万はくだらないコストがかかっている。給料をもらいながら勉強できるなんて、最高だ

新しい施策・初めての施策をやる時に迷ったら、まずやってみる。何とかなるから。

僕はデジタルマーケターとしてキャリアを歩みだした訳ですが、成果を残そうと思ったら他社がやっていない新しい施策や、社内でも事例の無い施策をやらなければいけません。

新卒1年目の当時の僕には、業界や技術的な知識がまだ浅いのは明らかです。

不安に思うことの原因は大抵「知識が無いこと」なのです。

だったらやってみて、新卒1年目のうちに失敗してしまえば良いのです。

上手くいかないという知識を得ることも、大事なのです。

しかも、失敗を許してもらいやすい1年目だからこそ、早めに体験しておきましょう。

とにかく全てやってみて、上手くいった施策・失敗だった施策の前例を作ることは会社にとって大きな財産になる。

入社して感じた違和感は心に留めるのではなくメモしておこう。そのメモは企業を変えるブレイクスルーになる

実は管理職の上司が密かに新人に期待していることとして、会社の現状が適正かどうか新人から把握したいということがあります。

会社の中で働いていると、他から見たら異常に思える業務も皆がやっていると異常に見えないものなのです。

これは俯瞰してみる力のあるはずの管理職の人でも、同じだったりします。

ある意味ピュアなあなたが会社に入って、感じた違和感上司に率直に"適切に”報告すべきだ。会社を変えるきっかけになる。

ここまで長々書いてきましたが、最後に中二病な僕からGacktの卒業ライブで毎年恒例のエール(ポエム)を。

夢は見るものじゃない。

夢は叶えるもの。

夢を叶えること、それは強い意志を貫くこと。

引用:Gackt

3年目に突入したこともあり、そろそろ部下が付く頃なのですが、お世話になった先輩方の恩に報いるためにも、自分の知識を教えながら一緒に成長していけたらと思っています。

2018年9月21日雑記仕事,技術,新社会人