大切なものはバックアップで守ろう

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パソコンやスマートフォンではバックアップを取るのがとても大切です。

これらの機材にトラブルがあったときにそこで作った/保管しているデータ等々は、バックアップを取っていないとすべて失われてしまいます。

パソコンのハードディスクやSSD、スマートフォンのストレージ(ROMと書かれたりします)は多くの方が「壊れないもの」と思われているかもしれませんが、壊れるときにはこれらのデバイスは割とあっさりと壊れます。

しかも壊れるタイミングはほとんどの場合、予想できません。気づいたときには被害が出てしまっているのがこれらのデバイスのトラブルです。

もしもパソコンやスマートフォンに消えてもらっては困る何かが入っているときには、ぜひバックアップを取ることを考えてください。

ではバックアップの考え方をもう少し詳しくまとめていきます。

バックアップとは

まずはパソコンやスマートフォンでのバックアップとは何か、をまとめておきます。既にご存じの方はこの節をスキップして大丈夫です。

ごく簡単に言えば大切なデータなどの「複製」を作ることです。

専用のアプリを使って自動でバックアップを作るようなことも可能ですが、そういったソフトを使うケースでも基本的に行なっていることはバックアップするデータを「多重化」して保存しているだけです。

手動でバックアップを作るときも同じで、いつも使っている場所の他にデータのコピーを作っておくのがバックアップです。

バックアップの考え方をザックリとまとめ

結構、本文の内容が増えちゃったので、バックアップの考え方をまず前の方でザックリとまとめておきます。より詳しい内容は後ろでチェックしてください。

  • 大事なデータを選ぶ

巨大なハードディスクの中身を全部バックアップするといったやりかたはちょっと難しくなりました。大切さで優先順位を決めましょう。

  • 一般的な優先度は

OS本体とかアプリ本体は低め。自分で作ったデータ(写真なども)は消えると代わりがありません。なので優先度は高め。

  • ハードディスクは消耗品

「耐久消費財」的なものではありません。「いつ壊れても不思議はない」消耗品と考えましょう。

バックアップする量が少なければバックアップ先はSDカードやUSBメモリ、大きければハードディスクを「代替わり」させながらバックアップに使うのがオススメです。

クラウドストレージもうまく使うと安心感が増しますよ。

優先順位を考えよう

さて、それぞれの項目をもう少し詳しく掘り下げてみましょう。

バックアップを取るときには、まずは取っておくものの優先順位を考えてみましょう。

最近のパソコンでは内蔵しているハードディスクの容量が「テラバイト(TB)」単位になっていて、何も考えずに実行するとバックアップに必要になる容量がすごく大きくなってしまいます。

このため、とりあえず全部バックアップしよう、は難しい状況も生まれています。

ですので「なくなったら一番痛いのはどのデータか」を考えてバックアップする対象を絞りましょう。

バックアップしたい容量がさほど大きくないならば、全部をバックアップするというのももちろんアリです。250GBとかに納まるなら、お手頃価格のSDカードなんかもバックアップ先に使えます。

優先順位の考え方

バックアップ対象として一番優先順位が高くなるのは、「一度失われたら二度と取り戻せないもの」です。

例えばスマートフォンやデジタルカメラで自ら撮影した写真、ユーザーそれぞれが書いたイラスト、小説、エッセイ、日記などなど。それぞれのユーザーが自分で作ったものは基本すべてこれに該当しますね。

これに対し、パソコンのOS、WindowsやMacOSなどやその上で動くアプリなんかは、ライセンス情報があればあとからいくらでも復元ができます。なので少しバックアップの優先度は低め。

場合によってはバックアップの対象から外して大丈夫です。

ただ、これらもバックアップする意味が全くないわけではありません。

OSの入っているドライブが壊れるとそれを復元するための「時間」を食われます。ここを節約する目的では、OSの入っているドライブ自体のバックアップを取ることにもしっかりと意味があります。

「時間」を最重要視するユーザーはここの優先度を上げるのもアリです。

つまりバックアップするものの優先度の考え方の基本線はありますが、実際にどういう順番にするかはユーザーのパソコン、スマートフォンの使い方によって変わってくると言うことになりますね。

(パソコンの場合)ハードディスクは消耗品である

スマートフォンで使うSDカードにも近い感じはありますが、基本的にパソコンで使っているハードディスクは「消耗品」と考えておくのが何かと安全方向に進みやすくなります。

一般的にはハードディスクの寿命は5年ぐらいと言われています。これを目安に順次新しいドライブに入れ替えていくのが理想的なやり方の一つですね。

入れ替えた新しいハードディスクを普段使いにしておいて、取り出した古いハードディスクの方がそのままバックアップになってくれます。

ただ、普段使っているメインのハードディスクが壊れたときにはバックアップ側も読み出せなくなっていた、ではバックアップの意味がゼロになりますから、交換した元のハードディスクは「バックアップのバックアップ」ぐらいで考えておきましょう。

メインのバックアップは他に準備しておくべきです。

大容量のUSBメモリ、SDカード、SSD、クラウドストレージはオススメ

他のデータ等のバックアップ先として良さそうなの媒体としては、容量の大きなUSBメモリ、SDカード、最近単価が大幅に安くなったSSDなどがオススメです。

わたし個人の経験則にはなってしまいますが、ハードディスクよりもこれらの媒体の方が故障率はかなり低い感触があるからです。特にSSDでは今まで一度もトラブルにぶつかっていません。

また、最近流行のクラウドストレージにバックアップを作るのもかなりオススメです。

クラウドストレージの本体はどこかの大きなデータセンターにあります。データセンターでは基本すべてのデータのバックアップが自動で取られていますから、パソコンやスマートフォンのドライブなどとはデータの安全性のレベルが数段違います。

万が一、データセンター側のディスクに何らかのトラブルが生じても、データが復元される可能性はかなり高いのです。

クラウドストレージも含め、これらの媒体の単価はどんどん下がっていますので、SDカードなどをバックアップに使うのはかなり良い方法です。

すごく大容量のデータのバックアップを取る必要がある場合ですと、普通のユーザーの使い方ならハードディスクをもう一台準備してそちらにデータのコピーを取るのが無難でコスパも良いでしょう。

とりあえずの目安は、そうですね、バックアップしたいデータの量が250GBぐらいまでだったらSDカード、USBメモリが便利だと思います。

それ以上1TBぐらいまでならSSDを使うのが安全性が高いでしょう。コストを優先したいならばHDDになります。

さらにそれを超えるサイズはHDD以外の選択肢はちょっと難しくなるかもしれません。

クラウドストレージは例えばマイクロソフトのOffice 365を使ってる方なんかは、OneDriveの1TB、1年の利用権がオマケで付いてきますので、それは是非活用しましょう。

注意事項

最後に一つ注意事項を。

バックアップを取る先は「物理的に別」のデバイスじゃないとダメですよ。

大きな容量のハードディスクを分割して二つのドライブに見せているパソコンなどがあると思いますが、この場合、外付けのハードディスクを用意したり2つめや3つめの内蔵ハードディスクを追加してそちらにバックアップを置かないとバックアップの意味がなくなります。

一つのハードディスクが壊れただけで、本来のデータもハックアップのデータも吹き飛んでしまいますから。