いまさら感満点ですが、Xperia 1に乗り換えました

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先日、やっと(?)スマートフォンをXperia 1に乗り換えました。

わたしは最初にスマートフォンを使い始めたときからずっとXperiaなんですが、ソニー製品は好きではあるもののソニー信者と言うほどではありませんしXperia信仰がある訳でもありません。

なのになぜXperiaなのかといいますと、Xperia使ってきて一度も大きなトラブルにぶつかっていないからです。

隣で他メーカーのAndroid系製品を使ってる知り合いが再起動や動作不良で苦しんでいる様子を見つつ、自分自身は特に問題らしい問題にぶつからなかった実績を評価している、というのが大きいですね。

そんな中、乗り換え前のXperia XZ Premiumであと数年は大丈夫だなぁ、なんてつい先日までは考えていたのですが、最近のスマホ事情を見ていて急に焦りを感じて乗り換えなくちゃ、と思い始めたのです。

そのあたりの理由も混ぜつつ、このスマホの使い勝手のレビューをまとめてみます。

急に乗り換えないといけないと思ったのは

こんなこと本当はこういう所で書いちゃいけないのかもしれませんが、結構真剣にソニーのスマホが打ち止めになるかもしれない、と感じたからです。

販売自体が伸びていないのもありましたし、総務省あたりが割と本気で国内のスマートフォン製造メーカーを殺しに来ているように見える施策をとっているからですね。

デジタルガジェット系では日本製品って高付加価値の高級路線の機種じゃないと特に中国製の製品とは戦えません。シンセンの工場群とはコスト構造が全然違うので。

キャリアの端末購入補助施策を止めさせる要求は、そういった高性能・高品質だけど高価な日本メーカー製の製品を狙い撃ちしたような形になってしまっています。

だからXperiaを使い続けてきた身としてはすごく不安になったわけです。なので結構急遽あれこれ情報等々をあたりはじめて、なんとか乗り換えにこぎ着けました。

実はタイミングが消費税増税にぶつかってしまったためにリアル店舗でもネットショップでも在庫が1ヶ月戻らず、ほぼ丸々1月待たされることになるというオマケがつきましたけれど。

ルックス

まずはXperia 1のルックスから。

一見して分るとおり「長い」です。

幅は狭いので掴みやすいのですが、画面がすごく縦長になっているので結局の所、片手操作で出来る内容には限りがあります。

その代わり本体が長い分、通話はしやすいかもしれません、心理的に。

Xperiaと言えばやっぱりパープルだ、ではありませんが、色は紫を選択しています。背面はすごくキレイな色合いの紫と言うよりは青紫系。「瑠璃色」ぐらいがイメージとしては合うかもしれません。

角度や光の当たり具合で色合いの深みが変化する素晴らしく美しい仕上げになっています。

フラットでスリークな、と表現するのがピッタリくる本体形状で、「1枚の板」感はしっかり出ています。

その代わりと言いますか、背面の仕上げの関係でちょっと滑りやすい感じがあります。

布系の座面の椅子の上なんかに置くとちょっとした傾斜でも普通に滑り出して床に落ちてしまいます。手で持つ時にも滑らせて落としてしまわないよう、ちょっと注意が必要かも。

スベスベの仕上げなんですが若干の手汗でもベタっと張り付く感がなくサラッとした感触です。そちらは気持ちいいのですけれどね。

ストラップホールはありませんしイヤフォンジャックも省略されていますので、人によっては指掛かりのためのアクセサリを付けた方が安心できるかもしれません。

背面のカメラ部は少し出っ張っているのが見た目上はちょっと残念。ただエッジを作ったりすることで「精密機械感」は上手く演出しています。この辺りは上手いですね。

画面

縦3,840ドットの解像度を持つ有機ELパネルが使われていますが、前に使っていたXperia XZ Premiumの液晶よりも色でもコントラスト面でも特に差があるような気はしません。

Xperia XZ Premiumも色再現がかなり優秀でしたのでその影響はありそうです。

最大輝度はXperia XZ Premiumの方が上。ただ、Xperia 1のほうも日中表で使っても全く問題のない明るさはあります。

ただ、正面から見ないとどの方向からでも色合いが青っぽく変色します。有機ELパネルってことを考えるとちょっと不思議な特性ですね。

画面サイズは6型を超える6.5型と表記されていますが、縦横比が3:2や16:9の画像を表示させたときには、5.5型画面のXperia XZ PremiumよりもXperia 1のほうが小さい実表示サイズになります。

文字も標準サイズだと結構小さめ。画面横幅に合わせてフォントが選択されているような雰囲気です。ユーザーの視力、使い方によってはフォントサイズを標準より大きめにした方がいいかもしれません。

カメラ

画素数が約1,200万画素に減っていますが、4:3の縦横比で撮影すれば、おおむね4,000 x 3,000ドットの解像度の写真を撮れますから、通常、解像度が足りなくて問題になることはほとんどないと思います。

画素数が減るとイメージセンサーの1画素の面積が大きくなって色々な面で有利に働きます。が、昼間の明るさの撮影だとすごく画質が良くなった、という感じはないです。

ただ色合いが少しスマホカメラとしては抑え気味になって、ナチュラルな色合いになっているかもしれません。通常スマートフォンのカメラってぱっと見の見栄えがよくなりやすい、かなり派手な色の付け方をしますから。

コントラストの出し方はやっぱりスマホっぽくて、少しHDRっぽい丸め方をしている感じです。空を入れた構図だと少しメリハリが少なめになりやすいかも。

Xperia 1は3眼カメラで、標準、望遠、超広角を載せている、とのカタログ表記になっています。が、カメラ的に考えると実際には広角、準標準、超広角、ぐらいの画角です。

他のスマホカメラも大体一緒で、「望遠」と書かれているカメラのレンズは、本格的なカメラの世界だと概ね標準レンズぐらいに相当するようになっています。

カタログ上Xperia 1のカメラは「35mmフルサイズ換算」というやつで、標準が26mm、望遠が52mm、超広角が16mm相当と書かれています。

実際にミラーレス一眼で一緒に写真を撮って写り込む範囲を比べてみましたが、標準と望遠はカタログスペック通り、という感じですね。出来上がる写真の縦横比が違うので厳密には一致しないんですけど。

こちらが標準。

こちらが望遠。

ただ、超広角はカタログ表記よりもう少し広く写るかもしれません。

レンズ自体は画面の周辺が丸く歪むタイプなんですが、歪みを補正しない状態だと14mmとか15mmぐらいに相当しそうなぐらい広い範囲が写ります。

歪みを電子的にスマホで補正して16mmぐらい、って感じです。

 

まさに「超広角」の世界が簡単に楽しめるカメラに仕上がっています。

標準のカメラでは超スロー動画も撮れたりしてなかなか遊べるカメラに仕上がっています。毎秒最大960コマもの撮影ができますので、グロー管を使う昔ながらの蛍光灯の明滅がはっきりムービーで確認できるような動画も撮れちゃったりします。

カメラが動いているときの画面はこんな感じになって、

余る部分はシャッターのタッチエリアなどになっていますがあまり上手く使えていない感じもします。その他の機能切り替え用ボタンが左側のファインダーになっているエリアの上に置かれていたりしますし。

Xperia 1では21:9サイズの写真が撮れないのですから、ここの空きエリアにそれぞれのボタンを移動できてもいいんじゃないかと思います。

歴代のXperiaのカメラのレンズはずっとそうなんですが逆光にはすごく強いです。薄雲越しとはいえ太陽を画面に入れても、角度によってはゴーストもフレアも出ません。これはちょっとすごいですね。

レンズ構成がシンプルなのも効いていると思いますが、レンズ表面の反射を抑えるコーティングが優秀なのでしょう。

21:9画面の使い勝手

すごく長いXperia 1の画面、使い勝手の方はどうかというと、やはりメリットとデメリットっぽいものは同居しています。

こちらはGoogleアプリのニュースヘッドラインのリストですが、こんな感じのリストを眺めるには最高のディスプレイです。ものすごく一覧性が高くてニュースチェックがはかどります。

縦書きの電子書籍を読むにはちょっと縦長すぎる感じはありますね。1行が長すぎてちょっと読みにくいかも。ただ、こちらはすぐに慣れます。

この画面の長さを活かしてマルチウィンドウでの利用をソニーでは推していますが、スマホでマルチタスクしつつ利用するシーンがあまり思い浮かびません。

わたしの使い方だとこれぐらいですかね。
音楽を聴きながら電子書籍を読むパターン。

これだと電子書籍側の1行の長さを抑えられるので読みやすさが上がって一石二鳥な感じがありますね。

このセッティング自体を保存してボタン一発でこの状態を再現できると最高なんですけど。

慣れると超強力なサイドセンス

Xperia 1の新機能には「サイドセンス」というちょっとユニークな機能があります。画面の横側の縁あたりをダブルタップしたりするといくつかの機能を呼び出せるものです。

ダブルタップでよく使うアプリなどを呼び出す「ランチャー」がタップした場所のすぐそばにポップアップします。これがすっごく便利。

起動しているアプリ一覧を呼び出す必要がほぼなくなりました。

また指をスライドさせると現在起動しているアプリとマルチウィンドウ表示させるアプリを起動させることもできます。

動画を表示させてチラ見しつつブラウザで情報集め、なんかにも便利かもしれません。

パフォーマンス

個人的にはあんまり重要視していなかったりするパフォーマンスなので後ろの方になっちゃいました。

正直、重たくて電力を食いまくる3Dもののゲームなんかをスマートフォンでは遊びませんので、個人的にはこの辺りの優先度は結構低いのです。

最近のスマホの心臓部のチップ、SoCならば、ミドルクラスのものでも一般的な使い途で遅さ、動作の重さを感じることはまずないですから。最先端の最新・最高性能のスマートフォンが必要なのは、重たいゲームぐらいだと思います。

さて話がちょっと逸れてしまいましたが、手元のXpeira 1でスマホベンチマークの定番AnTuTuベンチマークを走らせた結果が以下です。

CPU性能はすごく高いですが、グラフィック性能は今どきのスマートフォンとしてはごく普通の能力のようです。

前にメインで使っていたXperia XZ Premiumと比べると特にCPU性能がすごく高速になっていますが、グラフィック性能にはそこまでの差がありません。

Xperia 1のほうのその他の性能はCPU性能アップ分に引っ張られての数字の向上とも考えられますが、順当に性能は伸びていると言えると思います。

ちなみにベンチマーク実行中でも本体はあまり熱くなりません。ごく普通に持っていられました。本体の熱対策と言うよりもSoCチップの改善が大きいのかな、と思います。

まとめ

実際のXperia 1は普段使いでは動作の引っかかりなどは一切なく、非常に快適な使いごこちです。

ただ、すごくキレイな3Dグラフィックを使ったゲームなどには、もっと高性能なスマートフォンもある、と言うポジションの製品になります。スマホの使い途にそういったものがある方は、そこまで見極めて機種を選んだ方がいいかもしれません。

まだ使い始めて日は浅いですが、個人的にはすごく満足感の高い端末だと感じています。最新で最強のXperiaを手にしている、という感触があるというのも影響しているかも。

筐体の仕上げもすごく美しいですし、持つ喜び、ってやつを感じられる1台に仕上がっているのは間違いないと思います。