意外とお手軽?レンズ交換式カメラを始めてみよう!
一眼レフやミラーレス一眼のようなレンズを取り替えられるタイプのカメラ、あこがれの一品で始めてみたいけどなんだかすごく高そうで、と感じる人が多いかもしれませんね。
デジタルカメラのお値段の幅がすごく広がっていてレンズ交換式のカメラでも入門機の定価はある程度下がってきてはいるものの、それでも新機種は結構なお値段がします。
そこが壁になってなかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いでしょう。
今回は高級品っぽいレンズ交換式カメラを比較的お気軽に始められる方法をいくつか紹介します。
大前提。デジタルカメラも成熟した製品に
何年か前まではデジタルカメラはモデルチェンジごとに性能や画質がグングン上昇するタイプの製品でした。2~3年前ぐらいまでのスマートフォンみたいな感じですね。
同じ製品ラインで新モデルが出たら毎回買い換えてもきちんと違いが分るような状態でした。
ですが、ここ数年は新モデルが出ても性能や画質の面で大きな差が出なくなってきています。もちろん少しずつ少しずつ改良は進んでいて新しいモデルの方が良くなってはいるのですが、無理をしてまで新機種に乗り換える必要性がだんだん低くなってきました。
この辺の事情が新しくカメラ趣味を始める人にも便利に使える状況を生んでくれています。
狙いは型落ち
とりあえず安くレンズ交換式のカメラを手に入れようと思ったら、真っ先に考えた方がいいのが「型落ち」のカメラです。中でも「ダブルズームキット」という、カメラ本体とレンズ2本をセットにしたものが一番のお買い得品です。
ダブルズームキットは新製品でもバラバラに製品を購入するよりかなり思い切って割安なお値段が付けられていますが、それの型落ち品を狙うことでもっと大幅に安い値段でカメラをゲットできます。
今はカメラもレンズもオープンプライスってやつで定価が設定されていないのですが、実質半額相当ぐらいのお買い得さでカメラ一式が手に入ります。
前の節で書いたように今のデジタルカメラは1世代、2世代前ぐらいのものでも性能や画質面で大きく見劣りすることがありませんから、型落ち品だからといって躊躇する必要はあまりありません。
入門用ミラーレス一眼と標準ズームレンズ、望遠ズームレンズのセットなら5万円ぐらいからモノが見つかると思います。
交換レンズはまずは「ファストレンズ」を狙ってみる
お手軽なファッショングッズに「ファストファッション」なんて言葉が使われるようになっていますが、レンズ交換式カメラのための交換レンズにも「ファストレンズ」と呼んでいいような、予算的にみるとかなりのお手軽価格のレンズも売られています。
交換レンズの追加が欲しくなったら、まずはそういったお手軽レンズから検討してみるのがいいと思います。
最初にダブルズームキットを買ったケースだと、次に欲しくなりそうなレンズは「超広角」「明るい単焦点」「マクロ」の3種類のうちのどれかのレンズじゃないかと思います。
超広角レンズは標準でついてくるレンズよりもっと広い範囲をいっぺんに写し込めるレンズ、明るい単焦点は「プロっぽい」ふわっとぼかした一枚をものにしやすいレンズ、マクロレンズは撮りたいモノに思い切り近づいてググッと大きく撮れるレンズです。
この辺りの商売が上手いのはやっぱりキヤノンなのかな、とレンズのラインアップをみると感じますね。
一眼レフの方のEOS Kissをダブルズームキットで買ったあと、その次に欲しくなりそうでお手頃価格のレンズがきちんと準備されていますから。
ほかにはソニーのαを買って、シグマのお手頃レンズというのも面白いと思います。
中古狙いもあり
カメラやレンズに多少使用感があっても気にならないと言う人は、中古品を狙ってみるのも手です。
この場合に安心感が高いのは大手のカメラ屋さんが扱う中古製品ですね。キレイにクリーニングしてありますし動作確認がしっかりしてあるモノだけが売られていますので。
「委託品」と書いてある中古品は要注意です。取扱店が動作確認を取っていないケースが多いので。自分でモノを手にして動作確認できる人だけにしかおすすめできません。
Amazonのマーケットプレイスの方が中古品は安めですが、業者の当たり外れは出がち。なので保険として大手のカメラ屋さんを使う方が安心感はありますね。
始めてしまえばお金はかからないから
デジタルカメラを使うなら、実はカメラ趣味ってすごく安上がりな趣味かもしれません。
カメラとレンズ代で初期投資はある程度かさみますがその後は基本全然お金がかかりません。プリントしなければバッテリーを充電するわずかな電気代だけで済みますからね。
いくら失敗してもいいのも気楽なところです。
始めるにはちょっぴり思い切りがいるかもしれませんが、その後はスマートフォンとは数段違う写真を誰でもモノにできます。スマホのカメラに物足りなさを感じるようになったら、写真のステップアップの方法として考えてみる価値があると思いますよ。