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「噂の」ダイソー216円イヤフォンで遊んでみました

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某所で取り上げられて話題になった(?)ダイソーの216円のイヤフォン、どんなものかちょっと気になったので買ってきて遊んでみました。

まあさすがに「3万円のイヤフォンに匹敵する」は眉につばを付けないといけないとは思いますけれども。

パッケージはこんな感じ

100円ショップの良くある商品やイヤフォン、スマートフォンアクセサリと同じような梱包で「釣るし」の状態で販売されています。

ダイソーにはよく似た形で108円のイヤフォンもありますがそれとは別。パッケージにしっかり200円の文字が入っていますのでそちらを確認して購入しましょう。

パッケージの形を知らなかったので、うっかり108円の方を先に買ってしまったのはないしょです。

ケーブルはとても細く、TV用のモノラルイヤフォンのような感じ。持ち運んで使っていると割と簡単に断線はしそうです。ですがそこはまあ216円イヤフォン。ダメになったら買い換えてしまえばOK。ちょっともったいない気はすると思いますが。

購入時はイヤーピースの近くのケーブルがかなりの部分くっついているのも面白いです。そこをユーザーが自分の好きな長さで裂くようにして使いやすい長さにできます。

最初は結構酷い音

買ってすぐに音を出してみるとあれやこれや音が暴れまくってる感じで、「これ音楽用に使うのは無理なんじゃない?」な印象を持ってしまいました。

それぞれの音もかすれてガサガサですし。

一応「エージング」

やっぱり216円じゃ無理だよね~、とも思ったのですが、一応オーディオ製品の定番手順「エージング」をやってみます。

エージングは数時間から数十時間音を出しっぱなしにして、オーディオ機材のいろいろな部分を「馴染ませる」ことです。自動車の慣らし運転みたいなものですね。これで特にスピーカーやイヤフォン、ヘッドフォンは音の硬さが取れてそれぞれの機材本来の音が出やすくなります。

5時間ほどやや大きめのボリュームで音楽を鳴らし続けてみたのですが、その後このイヤフォンで音を出してみたらちょっとびっくり。大幅に聴きやすい音になっていました。

それでもまだ音が籠もったような感じが残っていて、さらに音の高さごとの音量のバランスもかなりバラバラ。なんだか運動会で使うラッパ型のスピーカーで音楽を聞いたような、ガチャガチャととっちらかったうるさい音に聞えます。

HF Playerで「イコライザー」を使う

そして最後に、大本の記事であったとおりのやり方をまねしてみます。

スマートフォン用の音楽プレイヤーアプリ、オンキヨーの「HF Player」を手元のスマホにインストール。こちらの「イコライザー」を使って音質の調整にチャレンジです。

基本は1kHzぐらいのところを思い切って下げ、低音側、高音側を思い切って持ち上げる調整です。

手元のものではとりあえずこんな感じのかなり大胆な調整を行なってみました。

そしたらあら不思議。音のバランスは驚くほど良くなります。いろいろなタイプの曲を割と普通に聴けるようになりました。

プラスチックのボディーですが、筐体側が変に共鳴しているような雰囲気もなくて結構自然な音です。

ただこれが「3万円のイヤフォンに匹敵」する音かというと、さすがにそれは誇大表現過ぎる気がしますね。良くて2000円程度のイヤフォンに少し迫るかな、ぐらいではないかと思います。

調整がまだ完全でないのか、著者が買った個体がたまたまそういうものなのか分りませんが、ボーカル曲はせっかくのボーカルが奥に引っ込んじゃったような聞え方になってイマイチ。

大昔のテープレコーダーで「音の位相が狂った」ような聞え方のような気もしないでもありません。まあ、慣れますが。

あとはそれぞれの音がピントが合っていないような聞え方になります。

ホンモノの3万円弱のイヤフォンで聴いた音楽が視力2.0のような聞え方をするとすると、このイヤフォンだと視力0.2か0.3ぐらいで見たようなぼやけ具合です。あとはそれぞれの音が少しかすれてカサついた聞え方をしてしまいます。

まあ、そのあたりも「216円だから仕方ないよね」で済ませられるところはメリットかもしれませんね。

ユーザーによる一工夫で音をガラッと変えられるところは「DIY」感もあって、216円にしては随分と遊べるイヤフォンだなぁ、とも思いました。

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