Windows PCでも自動ログイン。顔認証できるカメラ、マウスのCM01
AppleのiPhone Xでユーザーの顔を使ってロックを解除する仕組みのFace IDが使えるようになって、「顔認証」という方法が一般の人にももっと広く知られるようになった気がします。
こういった仕組みを使うとスマートフォンなどのロックの解除でパスワードを覚える必要もありませんし、下手にパスワードを使ってロックするよりずっと安全になります。
こんな風に使い始めるとかなり便利な顔認証、実は今はWindowsパソコンでも簡単に使えるように出来ます。一番新しいWindowsのWindows 10に用意された「Windows Hello」という仕組みと、それに合わせて作られたカメラを用意すればOK。
そんなカメラの一種類、マウスコンピューターの「CM01」を手元のパソコンでセットアップしてみました。
ちょっと高めのWebカメラっぽい
マウスコンピューターの顔認証用のカメラCM01は、見た目はちょっと高めのWebカメラみたいな外観です。
幅は広めですが結構コンパクト。机の上に置いたりディスプレイの上に載せたりして使えます。
Skypeなどのビデオ通話で使えるカメラにもなりますがあんまり画素数は多くなく、そちらから見るとお値段はやや高め、というイメージになります。
今はAmazonだと7千円弱で新品が買えます。
設定は簡単
最初にこのカメラが発売されたときはユーザーが自分でドライバーなどの設定を行わないといけませんでした。ですが今はWindows 10が自動でセットアップをやってくれます。
カメラの電源もパソコンのUSBコネクタからもらいますので、使うときにはCM01から出ているUSBケーブルをパソコンに繋ぐだけでOKです。
あとはちょっと待つだけですぐにカメラが使えるようになります。
パソコンがこのカメラを認識したら、次はWindows Helloの設定に従って普段パソコンを使っている距離で顔を撮影すれば設定完了。
次からWindows 10にほとんど自動でサインインできるようになります。
認識速い!
Windows 10で顔認証を使ってサインインするのはものすごく高速です。
Windowsの壁紙画面が表示されるとユーザーの顔を探すマークが表示されます。そのあとユーザーの顔を撮影するための赤外線を照射するLEDが点灯するんですが、LEDがついたあとは本当に一瞬。
あっという間にサインインが終わってデスクトップ画面が表示されます。
一応、「~さんこんにちは」というサインインのメッセージ画面もあるんですが、その画面の写真を撮るのもほとんど無理なぐらいスパッとサインインの処理が終わっちゃいます。
生体認証のススメ
顔認証や指紋を使った認証のように、人の身体の特徴を使ってロック解除やサインインを行なうのを「生体認証」といいます。
これを使うとユーザーの顔の特徴や指紋が強力なパスワードの代わりになるので、安全度が高い上に面倒なパスワードを覚える必要がなくなります。便利な上に安全です。
例えばスマートフォンで4桁の数字でロック解除をしていると、常に画面をキレイにしておかないと指の油が画面についた跡で暗証番号にどの数字を使っているかが一発でバレちゃいます。
生体認証ならそういった心配がうんと小さくなります。
生体認証が使えるデバイス、特に外で使う機材は、使えるなら生体認証の仕組みを活用するのがおすすめです。