2016年はBot(ボット=自動で返信する機能)元年だ!という記事が先日発表されました。
外部リンク:Facebookの「Messenger Bot Store」が、App Store以来の大革命となるかもしれない
2016年は動画元年になる!なんて言われて早4ヶ月が経って未だに来ていませんが、これは的を射ていると僕は予想します。
そもそもFacebookというプラットフォームは圧倒的な精度のユーザー情報を有しており、広告配信におけるターゲティング精度が恐らく世界一正確なプラットフォームであり、しかも世界最大のSNSサービスです。
Facebookが時価総額50兆円の理由をマーケティング目線で解説する
Facebook広告やるよ!ページへの”いいね”を獲得するための設定内容まとめ
最近ではビジネスチャットサービス「Slack」が伸びていますが、Facebookも負けじと対抗してきています。
その急先鋒が「Bot Store(チャットボット)」になります。つまりBot APIの開放。
これはGoogleさえも脅かすエコシステムとなりそうです。
Bot Store(チャットボット)=Bot APIの登場で検索行動がいらなくなる
例えば、ご飯を食べたいとしましょう。
Botに「近くのご飯 寿司」とかメッセージを送れば、勝手に自分の好きな店舗がレコメンドされます。
これを検索で行う場合、意外と大変です。
検索=ググる行為がメッセージボットに負ける理由は、候補が多すぎること
近場のご飯処を探そうと検索をしてみると、昨今ではキュレーションメディアから食べログやぐるなびといった予約サイトまでありとあらゆるサービスが検索結果に表示されます。
正直、どの情報が正しいのかは(検索エンジンの精度が上がったとはいえ)まだ我々ユーザー側には分からず、行ってみて良かった悪かったが分かります。
だからこそSEOという手法がある訳ですが、ユーザーからしたらそんなの大きなお世話な訳です。(SEOで無理やり上げてきたようなアフィリエイトサイトなんて踏んだ暁には…)
ピンポイントで自分の好きな店舗を教えてくれるサービスって無いのかなと思っていましたが、まさかその答えが「Bot」だったとは思いもよらず…。
Facebookには位置情報から自分の好きな料理まで、(アクティビティーがあればですが)かなり正確にレコメンドしてくれると思っています。
もちろん、Botの最適化の仕組みの精度はまだ高くは無いと思いますが、数年内にGoogle検索とは”次元の違う”レコメンドエンジンになり得ることは想像に難く無いです。
となると気になるのは、先日LINE Bot APIを開放したLINEの動き。
Facebookも似た収益獲得を行いそうですが、ビジネスアカウント自体の課金とメッセージボット利用による課金を想定しているでしょう。ほぼLINEと一緒ですね。
お金の匂いがプンプンしますw