新型MacBook Pro 15インチ 2016レビュー!開封・使い心地全てまとめました

2018年9月21日Mac15インチ,MacBook Pro,レビュー,使い心地,新型,開封

つい先日、旧型MacBook  Proの13インチはメモリ16GBに盛れば最強の開発・作業環境であるという記事を更新しましたが、それはまさにその通りです。

VagrantとVirtualBoxで仮想環境を立ち上げようが、Photoshopで画像編集しようが、Chromeのタブを30個ぐらい開こうが、クルクルが出る事なく快適に作業できていました。

僕はドスパラで購入したゲーミングデスクトップPCも所有しているのですが、やはりクアッドコアのCPUを搭載したパソコンは圧倒的に処理能力が高いのです。(しかもメモリ32GB積んでいて、Chromeでタブ200個開いても余裕でした)

1度この環境に慣れてしまうと、離れられなくなってしまい、MacBook Proを開く頻度が日に日に落ちていきました。

しかし、Macの開発環境をWindowsと同期させることが(僕のスキル不足で)難しく、いつしか「クアッドコアのMacに作業環境を統一したい…」と思うようになったのがきっかけです。

長々と書いてきましたが、全部言い訳なのでさっさとレビューに移りますw

新型MacBook Pro 15インチ開封の儀

外箱はMacBook proを半開きにしている写真です。

箱を開けると、本体登場!(スペースグレーっぽいですが、シルバーです)

本体の下にはUSB Cケーブル(2mと少し長め)と説明書、充電アダプター(87W)が入っています。

本体の電源を入れるとこんな感じ。15インチはやっぱり画面サイズ超大きい…!

本体ポートを見ていくと、USB C(Thunderbolt 3)端子が4つとイヤホンジャックが1つというシンプルな構造になっています。

新型MacBook Pro 15インチを2週間使ってみて分かった、良いところ

クアッドコアのCPUは素晴らしい!処理速度は爆速

Skylake世代のCore i7 6700HQ 2.6GHzを標準モデルに搭載(CTOモデルはCore i7 6820HQ 2.7GHz)しており、処理速度は申し分無いです。

クアッドコアのMac製品は初体験だったので、旧型のMacBook  Pro 13インチ(デュアルコア)と比べると圧倒的な差が感じられます。

アプリの起動や動作のモタつきは一切無いですし、カーソルクルクルも未だ遭遇していません。(13インチだとChromeが重くなったり、MAMPで仮想環境立ち上げるとクルクルします)

グラフィック性能(GPU)も高く、高画質動画も余裕できれいに再生可能

普段f.luxというブルーライトカットアプリを導入していますが、グラフィック性能の向上も体感できます。

Apple公式サイトでも、2015年モデルと比べて130%早く、67%明るくなっていると記載されている通り、手持ちの2014年モデルと比較するとパキッと描画されているのがハッキリ分かります。

また、2016年モデルは標準(吊るし)モデルでもRadeon Pro 450(512GBモデルでは455、CTOモデルでは460)が搭載されており、以前はCTOモデルでないと15インチといえどGPUが搭載されなかったのが、お手頃価格で導入可能になりました。

SSD読み込み・書き込み速度が爆速過ぎる

僕は外部ストレージと多くのデータをやり取りすることはそんなに無いため、普段から恩恵を感じている訳ではないのですが、2016年モデルは搭載されているSSDの読み取り・書き込み速度が2015年モデルに比べ2倍早くなっています。

1つ体感したのが、Time Capsuleによる復元時です。(有線接続により、外付けHDDから復元しています。)

2014年モデルのMacBook Proの場合、優に半日以上かかりましたが、2016年モデルの場合は1,2時間ほどで終わってしまいました

Thunderbolt 3(USB C)端子の高速データ通信の恩恵ももちろんあるとは思いますが、間違いなくSSDの書き込み速度の向上によるものだと思います。

Touch ID(指紋認証)によるロック解除は超便利

新型MacBook Proから搭載されたTouch Bar、その右端にiPhoneにも搭載されているTouch IDが実装されています。

これがめちゃくちゃ便利!

iPhoneのTouch IDによる指紋認証とは異なるのか、非常に精度良くすぐに反応してくれます。

ログインのパスワード入力の煩わしさから解放されて、満足度かなり高いです。

キーボードの薄さは意外とすぐ慣れる。打ち方を撫でるように変えるだけ

薄過ぎて使いにくい!と不評だったバタフライキーボード、第2世代になったとはいえ初代と特に差は感じられませんでした。

僕は普段、FILCOのメカニカルキーボードや東プレのRealForceを使っているのですが、その時とは叩き方を変えれば打ちにくいと感じることは特にありません。

むしろ、力を入れずに打鍵するようになるので旧型のMacBook Proより疲れにくい気もします。(メカニカルキーボードの方が、そりゃ良いですが)

重さは意外と気にならない。旧型13インチより250g重いだけ

新型MacBook Proの15インチモデルは1.83kg。

それに対して、旧型のMacBook Proの13インチは1.58kg(15インチは2.04kg)と、旧型の13インチからは250g重くなっています。(もちろん、旧型15インチからは200g軽くなっており、文句なしです。)

最近では週に一度、外出先に持ち歩くか否かといったぐらいの持ち運び頻度なので、多少重くなった程度は全く問題ありませんでした。

室内で寝っ転がって使う際も、気になることは特にありません。

軽いことは正義だと考えてMacBook 12インチの購入も検討していたくらいの自分としては、これは嬉しい誤算でした。

USB Cに統一されているのが逆に楽!ハブを1つ買えばOK!

USB Cに端子が統一されたことによって、ハブを色々持ち歩かなければいけなくなって不便だ…と嘆いている方が多いようですが、僕はむしろUSB Cに統一されて良かったと感じています。

確かに、新型MacBook Proを使用するに当たって、USB Cのハブを購入することは必須です。

僕は上記の「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK」を購入しました。

これ一つでUSB3.0端子3つ、HDMI端子1つ、LANケーブル端子1つ、USB C端子1つ、SDカードスロット1つが賄えます。

結果、自宅でクラムシェルモードでの運用を行う際には、この端子にあらかじめキーボードやHDMIケーブル等を繋いでおき、このハブをMacBook Pro本体に繋ぐだけでOKです。

旧型ではハブを使わなくていい反面、本体にHDMIケーブルやUSB2つ、LANケーブルの変換と接続する回数はかなり多く、クラムシェルモードでの運用が面倒くさいと思っていました。

そのため、ハブのUSB C端子1つを差し込むだけで良くなったので、とっても楽です。

これも嬉しい誤算でした。

新型MacBook Pro 15インチを2週間使ってみて分かった、イマイチだと感じたところ

Touch Barやっぱり使わない…

僕が使いこなせていないだけかもしれませんが、元々ファンクションキーを使ってなく、輝度の調節や音量の調整・ミュートの切り替えぐらいしか使っていなかった自分からすると、旧型Macのデフォルトのファンクションキーを置けないのは手間です。

fn1,fn2,…,fn11などとファンクションキーをデフォルトで置くことは可能ですが、輝度調節などの機能をデフォルトで置くことはできません。

これは正直面倒です。

電池持ちは15インチだと体感6-7時間ほど

※僕の普段の作業内容でいくと、当サイトのコンテンツ執筆(Google Chrome上でWordPressにて行う)や、仮想環境(MAMP)を立ち上げてテキストエディタ(Atom)によりコーディングを行う、PhotoshopやSkitchなどの画像編集ソフトで編集を行う程度です。

上記作業内容で、6-7時間ほどの電池持ちでした。

Appleのホームページ上では10時間と謳われていますが、それを再現するのは難しいかもしれません。

ここまで色々書いてきましたが、正直2017年ベストバイアイテム間違い無しですw

作業環境に投資をするのは何も間違っていないと思うので、迷っている方は円安の価格改定による値上げが来る前に購入されることをオススメします。

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個人的にはシルバーモデルが好きなのですが、そういう方はこちら。