Google AdWordsの配信で言語と地域の設定を必ずしておくべき3つの理由
Google AdWordsで広告配信や運用を行なっている皆様、言語と地域の設定はしていますか?
言語については基本的に日本のサービスであれば日本語を選ぶと思いますが、地域の設定に関しては配信効率を高める意味でも非常に重要です。
その理由については、「レポーティング」と「ターゲティング」の2軸で重要になってきます。
上記2つの軸に沿って、(言語と)地域の設定を行っておくべき理由について解説していきます。
参考AdWordsヘルプ:https://support.google.com/adwords/answer/1722072?hl=ja&ref_topic=3121941
目次
(言語と)地域の設定は、広告を目的のユーザーに配信するために"できるだけ細かく“行うべきである
レポーティング面:地域の設定を行うことで地域毎の配信効果を可視化できる
Google AdWordsの管理画面上では、ラジオボタンで「日本」を選択することも可能です。
ですが、日本全国 or 特定の地域のみに配信を行うのであれば、必ず配信地域を細かく区切って設定すべきです。
理由は簡単で、地域の設定を細かくしておけば、管理画面上で各地域の配信実績を確認することができるからです。(もし地域を"日本"にしている場合、日本全体での配信実績しか分かりません。)
ターゲティング面:配信地域の除外と特定地域への入札強化を行える
配信地域の除外で都道府県と市まで除外出来る
Google AdWordsでは、IPやGPSを利用してユーザーの位置情報を取得し、それに応じた広告配信を行うことが可能です。
つまり、東京都の何区のユーザーにはこの広告を配信しようなんて設計も可能です。
訴求文に地域名を入れた方がCTRが高いという結果が分かっているのであれば、設定しない手はありません。
また、地域限定の商品の広告配信を全国に行っているのであれば、無駄なクリックを生んでいると考えられるため、その場合も地域設定を細かく行って除外設定を行うべきでしょう。
都道府県(市区)毎に配信(除外)設定を行った広告グループを作成し、それぞれユーザーリスト(リマーケティングリスト)を作成すれば入札単価の調整も行える
デフォルトの機能で配信地域毎の入札調整は出来ない(はず)です。
が、Google AdWordsではリマーケティングリストをいうユーザーリストを作成することが出来るため、広告グループを分けて地域設定を行えば入札単価の調整ができるのです。(力技かつ運用コストは度外視。)
※コンバージョンオプティマイザー or 入札戦略を導入する場合、地域設定を行わなくても自動的にユーザーのアクセスした地域毎の入札調整を行ってくれる
コンバージョン オプティマイザーは端末、時間帯、地域ごとのコンバージョン率の違いをあらかじめ考慮しています。
つまり、地域毎のCVRの差はユーザー毎に判別して配信を強化したりしてくれる(はず)とみています。
そのため、管理画面上での地域設定の意味(biddingに関して)は恐らく無いと思われますが、実績を地域毎に確認するのには上で書いたように適切な粒度で設定しておく必要があるということだけ覚えておきましょう。