Google AdWordsの広告の掲載順位は「広告ランク」によって決まる!
Google AdWordsで広告運用を行っている皆様、こんにちは。
いつものお悩み「AdWords広告の掲載順位を低単価で高めるにはどうしたらいいの?」という永遠の命題に対して、現時点で分かっているGoogle AdWordsの仕様から考察していきます。
ちなみにYahoo!もGoogleの検索エンジンにシステムを利用しており、スポンサードサーチの仕様もほぼ同じなのでは?と思っていますが、参考までに。
広告の掲載順位を決める広告ランクは “入札単価" × “品質スコア" + “広告表示オプション“ で決まる
Googleのヘルプを引用します。
広告の掲載順位は、オークションでの広告ランクによって決まります。広告ランクは、入札単価、品質スコアを決定する各要素(推定クリック率や広告の関連性、リンク先ページの利便性)、そして広告表示オプションやその他の広告フォーマットの見込み効果に基づいて算出される指標です。
上記内容を噛み砕いて説明します。
広告ランクを変えるために一番簡単なのが 入札を強化する = 入札単価を上げる こと
広告ランクは上記のように3つの要素から成り立っていますが、入札単価の調整が最も手軽で広告の掲載順位に即反映させることができます。
しかし、広告費を無尽蔵に持っているのであれば別ですが、どの広告主も広告費を抑えたいと考えるのが普通のはず。
入札単価の強化は最終手段にしておきましょう。
品質スコアは様々な要素から判定される(別記事参照)
品質スコアとは、掲載順位における見込みクリック率(CTR)や広告文・キーワードとリンク先の関連性、リンク先ページの利便性等の要素から決まります。
品質スコアは1-10の数値でアカウント上から確認することができますが、恐らく裏側にはより細かい数値をGoogle側が持っていると考えられます。
そうでないと、品質スコアが10の広告主には一律同じ入札単価が適用されるということになりますが、実情品質スコアが同等でも1位表示に異なる入札単価が必要になります。
参考:https://support.google.com/adwords/answer/2454010?hl=ja
品質スコアに影響するものに関しては細かい要素に分かれていますが、それぞれについて着実にPDCAサイクルを回して比較検証を進めれば、いずれは低CPCでの出稿が可能になります。
ぜひ諦めずに実行していきましょう。
広告表示オプションは見込まれる(CTR??)向上効果を見て広告ランクに加味される
Googleのヘルプによると、広告表示オプションの効果については以下のように記載されています。
サイトリンクなどの広告表示オプションをご利用の場合、こうした広告表示オプションによる見込み効果も広告ランクで考慮されます。
広告表示オプションについては、色々記事を書いてきました。
これら各種広告表示オプションについては、キーワード毎の入稿では無く広告グループ or キャンペーン単位での入稿になるため、広告ランクに対して掛け算ではなく足し算の寄与をすると考えられます。
そのため、設定していないのであれば"必ず"設定しておきましょう。
広告ランク = 入札単価 × 品質スコア + 広告表示オプション
これだけ覚えておきましょう。