Google AdWordsで掲載順位が何位か検索して調べるのは、品質スコアが下がってCPCが上がる?

2018年9月21日ウェブマーケティングAdWords,Google,掲載順位

Google AdWordsで広告運用を行なっていると、実際の掲載順位が気になるのが広告運用者やサービス運営者の性だと思います。

僕は自分のサイトを持っていますし、そうするとどうしても自分のサイトの検索順位が気になります。

アフィリエイターなんて特に(ブラックな手法で運営している人は尚更)、検索順位が気になるはず。

その理由は簡単で、検索順位によってクリック率が大幅に変わるからです。

自然検索結果(SEO)の場合なんて特に顕著で、1位が50%ほどのクリック率を叩きだしたりします。(ロングテールのキーワード(3語とかの掛け合わせ等)の場合、顕著です。)

SEOもそうですが、リスティング広告の場合も自分の運用サービスの掲載順位が何位か実際に出稿キーワードを検索してみて調べたくなりますが、Google側が"やめた方が良い"と言っているので備忘録にメモしておきます。

参考:https://support.google.com/adwords/answer/1704364?hl=ja&ref_topic=3123058

自分で検索してクリックしないことは"表示回数の増加“と"クリック率の低下“に繋がり「広告の品質が低下する」ことも

Googleのアルゴリズムは非常に優秀で、広告主の無駄な表示回数の増加を行わないようにチューニングされています。

Google側も広告主側も、クリックに至らない表示は無駄であると考えますし、無駄Imp(無駄な広告表示)は避けるべきです。

Google側の広告配信設計として"クリックに至りにくいユーザーには"広告を表示させない“ようになっている

以下ヘルプを見てもらえると、その内容の詳細が分かります。

検索を行ってご自身の広告が表示された場合、インプレッションはカウントされてもクリックは発生していないので、クリック率が下がり、広告の表示回数が必要以上に減る可能性があります。また、Google 検索で繰り返し自分の広告を表示させながら一度もクリックしないと、広告がまったく表示されなくなる場合があります。

ヘルプ上には記載がありませんが、広告の品質を決めている品質スコアにも恐らく影響があると見ています。

掲載順位に応じてGoogle AdWordsが算出した推定クリック率を下回れば、品質スコアが下がると考えられるからです。

これらの話は検索ボリュームの多いBig系のキーワードでは問題無いかもしれませんが、月間検索数の少ないロングテールのキーワード群などで確認する時は要注意です。

実際の掲載順位を知りたい場合は「広告プレビューと診断ツール」か「平均掲載順位」を確認しよう

そうは言っても、実際の掲載順位を知りたいですよね?

Google側が実はツールを用意しています。(広告プレビューと診断ツール)

これを使うと、検索クエリを入力すると実際にインプレッションを発生させることなくGoogleで検索を行った際と同様の結果を確認することができます。

Google AdWordsのヘルプで以下のように記載されているので、出稿キーワードで実際に検索を行うのは止めておいた方が良さそうです。

通常どおり Google 検索を行ってご自分の広告の掲載順位を確認したい場合もあるかと思われますが、それは避けてください。

アカウント上で表示回数やコンバージョン数といった指標と同列で見たいならば「平均掲載順位」を確認しよう

そうは言っても、全部の出稿キーワードを上記広告プレビューと診断ツールで確認する訳にはいきませんし、データを落としたい時も多くあると思います。

その場合は、アカウントの統計情報の中から「平均掲載順位」を追加しましょう。

そうすることで、エクスポートも可能になりますし出稿キーワードの"期間内の平均の"掲載順位を確認することができます。