Google AdWordsで入札単価調整が可能な5種類の要素とは
Google AdWordsで広告配信を行っている皆さん、日々のコスト管理はどうしていますか?
日予算の上限額を設定しているだけの人、意外と多いのでは?
AdWordsの場合、入札単価調整により全体的に入札額を変え、日々のコスト費消に間に合わせていくこともできます。(個人で運用する場合なんか特にこちらが良いでしょう。)
そこで、Google AdWordsで入札単価調整に使える要素を6つ、紹介します。
参考:https://support.google.com/adwords/answer/2732132?hl=ja&ref_topic=3122863
目次
日予算の上限設定でも対応はできるけれども、コストを使い切れない可能性もある
Google AdWordsの場合、1日の予算の上限額を設定することができ、多少の上振れはあるもののコストを使い過ぎることは基本無いようになっています。
が、予算を使い過ぎることはほぼ無いのですが、決められた予算を使い切れないという事態も起こりえます。
広告運用者であれば、与えられた予算内で最大限の成果(=コンバージョン)を上げることがミッションのはず。
この場合に重宝するのが、全体の入札単価を調整できる機能です。
AdWordsの場合、それが5種類あります。
広告のスケジュール設定で時間帯・曜日毎に入札単価を調整しよう
一番役に立つのが「広告のスケジュール設定」です。
コンバージョンしやすい時間帯や、アクセス数の多い時間帯というのは運営を続けていれば分かるはず。
それに応じてスケジュール設定を行えば、現状の配信自体も最適化することができます。
モバイル調整比率で、デバイス毎の入札単価調整を行う
スマートフォン限定の入札単価調整になってしまいますが、配信実績を確認すると恐らくPCに比べてスマートフォンはCTRが高いもののCVRが低い結果になっている(気がします。僕のサイト運営の経験上)。
そこで、モバイルの入札単価を一律調整してしまうのも手です。
地域設定で、特定地域のみ入札単価を調整する
北海道のスキー場をテーマにしたサイトの場合、北海道のユーザーへの入札単価を引き上げるべきでしょう。
ちなみに住所表示オプションを設定していると、設定した住所の近くのユーザーに配信を強化することもできます。
ターゲティングによる入札単価調整(Googleディスプレイネットワーク(GDN)限定)
GDNの場合、トピックターゲティングやコンテンツターゲティングなど様々なターゲティングを利用できます。
これらでもそれぞれ入札単価の調整を行うことができます。
RLSA(検索広告向けリマーケティングリスト)による入札単価調整
GDNの場合様々なターゲティング手法を利用できるのですが、リスティング(検索連動型広告)の場合はリマーケティングしか出来ません。
しかも、ディスプレイネットワークと同様のユーザーリストにも関わらず、リスティングの方が溜まるユーザー数が少ないです。
が、入札単価調整のレバーの1つとはなります。
番外編:本当はキーワード毎の入札単価を適正額(=月々の予算に見合った単価)に設定するのがベスト
実績が溜まってくれば、アカウント全体のキーワードの入札単価を適正額にセットすることにより、予算に応じた入札単価調整を頻繁にしなくてもよくなります。
が、これは非常に難しいことで、相当運用に慣れている玄人にしか出来ないでしょう。
一番は、月々のコスト設定を柔軟に対応できるプロジェクト体制を組み、周りの理解を得ることかなぁと僕は思っていたりします。