Googleのリスティング広告に大きな変更!右側広告枠は無くなり、左側枠は一部ジャンルで従来の3つから4つに

2018年9月21日ウェブマーケティングGoogle,SERPS,リスティング広告,検索連動型広告

Googleの検索結果の表示(SERPS)に大きな変化が加えられます。

SearchEngineLnadによると、これまでリスティング広告(検索連動型広告)の枠として存在していた右側部分が無くなり、代わりに一部ジャンルにおいて左側の3つの広告枠に1枠追加されるとのことです。

参考:Google To Stop Showing Ads On Right Side Of Desktop Search Results Worldwide(全編英語)

参考(上記日本語訳):Google、ウェブ検索結果右側の広告枠を廃止へ

リスティング広告を運用している広告主にとっては非常に大きな変更であると言えますが、各社(Yahoo!,Bing)対応してくるのかについては分かりません。

なぜGoogleはリスティング広告の右側広告枠を排除するのか

何とこの表示に変えるためのテストは2010年(!)から行っており、この変更により検索を利用するユーザーや広告主双方にとって良いものになるとしています。

検索結果がモバイルとPCで似たものになるため、今後はモバイルファーストでの機能実装がなされる?

モバイルとPCで視覚的に似た表示がされるため、モバイルで実装された機能をPCにも適用しやすいからとという記述がありましたが、それは少し疑問です。

PCとモバイルでは表示面積が全然違いますし、操作方法も異なります。

ですから、いくら表示的にPCがモバイルと似た形になるからといって、モバイルの機能をそのままPCに実装するとは考え難いと思います。

デスクトップの表示をモバイルに近づけることによって、モバイルとPCで切り分けて行っていた機能テストを(擬似的に)同時にでき両デバイスの新規機能の実装サイクルを早くできることが理由なのでは?と思います。

上記は僕の想像でありGoogleのみが知っている事なので議論してもしょうがないですが、右側枠を削除するだけでは広告主の益を損なうと判断して、左側の通常の3枠を4枠に一部カテゴリのみ増枠することになったのだろうというのは事実です。(単純に広告枠が減る = Googleの利益が減る)

注意してほしいのが、PLA(商品リスト広告)は右側枠に表示されるという点。

商品リスト広告に関しては従来通り右側枠に出続けるため、若干CTRが向上するのでは?と思っていますが実装後の結果を待つしか無いですね。

最近のGoogleのSEOはHTTPS化が良いとかページ表示速度が効くとか色々言われていますが、コンテンツイズキングは変わらないようです。