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動的検索広告「Dynamic Search Ads(DSA)」の導入メリットと注意事項とは

【PR】アフィリエイト広告リンクを含みます。

Googleのリスティングを運用している担当者の方であれば、絶対に知っておくべき機能が動的検索広告と呼ばれる「Dynamic Search Ads(DSA)」です。

昨今、ネットの広告配信の自動化の流れは進んできており、DSAがその一端を担っているといっても良いでしょう。

(もちろん、自動入札を行えるわけではないですが、広告運用の一部作業を自動化できます。)

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今回は、このDSAを導入することで何ができるのか、そしてどんなメリットがあるのか、さらには注意点についてまとめました。

目次

動的検索広告「Dynamic Search Ads(DSA)」とは、KW(キーワード)の洗い出しやTD(タイトル)の入稿、リンク先の設定に非常に役立つ!

1. あなたの運用サイトは手動で全ての検索キーワードを網羅できていますか?

ウェブサイトの運用に関わるのであれば、必ず導入しているのがウェブマスターツール=WMT(現:サーチコンソール=SC)です。

そこの検索トラフィック>検索アナリティクスを見てみると、1語や2語のキーワードから検索されているだけでなく、3語以上の複雑なKWから検索されていることが分かります。

手動で全キーワードを入稿するのは工数的に難しい

広告代理店勤務の方であれば、キーワード選定のためのツールを利用して手動でキーワードの追加入稿を日々行っていると思いますが、アカウント構造が大きくなるにつれて膨大な作業量が生じます。

さらに、完全一致なのかフレーズ一致なのか、部分一致なのか検討するのにも非常に時間がかかります。

(例えば「楽天」というキーワードに関して、rakutenやrakutennなど、打ち間違えまで考慮して入稿したりしますよね?)

そもそも検索キーワードのうち全く新しいものが毎日15%ほどある

参考:海外SEO情報ブログ

つまり、物理的に毎日キーワードを入稿するのは無理です。 上記を解決するのがDSAです。

動的検索広告「Dynamic Search Ads(DSA)」とは、ページのURLからキーワードを自動で拾い上げ、広告を表示できる

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2. タイトル(TD)はページの<title>タグから自動で取得する

広告代理店のお仕事として、タイトルの選定があると思います。(タイトルに関しては勝ちパターンが決まるまでABテストを繰り返すのは当然でしょう。)

この作業、キャンペーンや広告グループが分かれていると大変です。

実情は、似たようなキャンペーンでは同一のタイトル候補を最適化配信か均等配信で回すのが一般的だと思います。

しかし、リンク先のURLに対するクリック数の高い(CTRの高い)タイトルを本来であれば決めるべきです。

<title>の中身をしっかり記述していれば、DSAのメリットは大きいと思います。

HTML5におけるtitleタグでSEO効果を高めるための使い方・文字数・キーワード数まとめ

3. リンク先も自動で最適なLPとなりうるURLを選んでくれる

広告運用において、重要なのがリンク先URLの設定です。(タイトルや説明文とのリンク先の親和性は、CVRに直結します。)

それぞれのアドグループに対して最適なリンク先を選定するのも労力がかかります。

一旦DSAに任せて、目星を付けておくのは良いことです。

サイトのメンテナンス性を考慮したリンク先URLの指定方法(相対パスvs絶対パス)

メリットの多い動的検索広告「Dynamic Search Ads(DSA)」。効果が出るサイトとそうでないサイトがある!注意事項、まとめました。

メリットばかりここまで述べてきましたが、当然デメリットもあります。

DSAは商品数の多いサイト(ECなど)には向いている

上記の内容を読んでいただければ分かるように、DSAはページ数が多かったり自動生成しているページの多いサイトでは効力を発揮するでしょう。

ただし、商品数が多いがためにキャンペーンやアドグループが細分化されていると、Imp数があまり出ずに広告の品質が落ちるなんて可能性もあるので、注意です。

また、上記CVの少ない状態だとCO(Conversion Optimizer)というGoogleのCV最適化ツールを利用できません。

合わせて注意してください。

商品数が少なかったり、ブランド力を気にするサイトはやるべきではない

商品数が少ない場合、あまり導入のメリットは無いかもしれません。

また、あらゆるキーワードを拾い上げてしまうため、スパムチックなタイトルになることも想定されます。

ブランドイメージを下げるリスクもありますので、ブランド力を気にするサイトは導入すべきではありません。(Appleを見てみましたが、恐らく導入していません。)

除外設定をしっかりすべきだということを理解した上で導入すべき

広告運用をしている場合、基本的に完全一致のキーワードの方がCTR,CVRが高い傾向にあります。

元々大きなCV数を上げていたキーワードに関しては除外設定を行っておかないと、DSAの方で配信されてしまいCV数がガタ落ちなんてことも。

もちろん、これら完全一致のキーワードもDSAで拾わせた方が良いという見解であれば、完全一致のキーワードの入稿を止めるべきと言えます。

説明文を1種類しか導入できない!(=説明文の検証には使えない)

説明文を入稿する際、DSAでは説明文1と説明文2の2種類しか入稿することができません。 ↑ごめんなさい。出来ました;;;

そのため、DSA自体がタイトルや説明文のA/Bテストには向いていない設計になっていることに注意しましょう。

動的検索広告「Dynamic Search Ads(DSA)」の導入に関してはさじ加減が難しいところというのが現状です。

まだまだGoogle側のクローリングの精度も高いとは言えず、全面導入するとなると踏み切れない企業が多いような気がします。

Adwordsのヘルプ等をよく読んで、検討してみてくださいね。

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