Amazonが非Prime(プライム)会員への全品送料無料を止めた訳

2018年9月21日ウェブマーケティングAmazon,prime,プライム会員,送料無料

生粋のAmazon信者である僕は、もちろんAmazon prime(プライム)会員です。

これまでもAmazonへの賛辞を並べ立ててきました。

それと同時に今後の展開については懸念していることも述べています。

今回、なぜ非プライム会員の送料無料を一部(2000円未満の注文)廃止し、350円の負担を強いるように「改悪」したのか。

その意図を考察します。

今回のAmazon prime(プライム)非会員の送料無料→(2000円未満の注文のみ)350円負担は、"ほとんどの“商品に適用

今回の料金改定は、Amazonギフト券とAmazon.co.jp発送の書籍は対象外

正直慰めにも何もならないですが、今回の送料改定はギフト券とAmazon.co.jpからの発送の書籍は対象外となります。

要はほとんどの商品に適用されるということ。

基本的にAmazonでの買い物で2000円未満の買い物なんてあまりありませんが、文庫本とかを買っていた人にとっては朗報と言えるでしょうか。

Prime会員への転換を狙うというよりは「もう十分Prime会員が集まったから、まずはPrime非会員から赤字分回収するよ」というお話

「今回の改定はPrime会員への転換を狙ったの?」という質問に対して、「無関係」と回答していることは恐らく本当だと思います。

元々2000円未満の買い物が多い非プライム会員層の、Amazonを理由する理由の多くは"楽天より安いから“でしょう。

Amazonにとって優良顧客はどう考えてもPrime(プライム)会員です。(年間3900円というメチャクチャ安い金額ですが)

Prime会員であるだけで、Prime musicやPrime Photos、Prime video等様々なサービスが受けられるようになっており、この先行投資を回収するためにも非会員からまずは徴収するのは当然でしょう。

一つ懸念点が、非会員からの回収が済んだ後にPrime会員の年会費の値上げが待っていること

すでに米Amazonでは、Prime会員の年会費が79ドル→99ドルへ値上げされており、この流れは必ず日本にも来ます。

(配送料に関して、非Prime会員への値上げは米でも先日同様に行われていたものが、日本にも遅れて踏襲された。)

逆に言うと、Amazon Primeの価格優位性は競合に対してまだまだあるということです。

楽天のような競合がサブスクリプション型のサービスを出さない間に有料(優良)会員を囲い込んだAmazonは、いとも簡単にサービスの価格改定を行えるという現状を表しています。

Amazon Prime会員になろうか検討中の方、記事まとめています。