Amazon prime photosでクラウドストレージサービスに進出!Googleドライブ,OneDrive,Dropboxとの違いをまとめ
※僕はAmazonの社員ではありません。
先日、Amazon prime会員だけに提供されるサービスとして、怒涛のアップデートがありました。
プライム会員であれば映画やテレビが見放題のAmazon prime videoから始まり、ストリーミング音楽配信サービスであるAmazon prime music。
huluやAWA、Apple musicやGoogle play musicに風穴を開けてきたと思ったら、今度は(特定地域のみだが)1時間配送を行うAmazon prime nowをリリースし、楽天を牽制するとともに物流業者の悲鳴も聞こえてきそうな状況に。
そして、1/21に発表したサービスが"容量無制限“のフォトクラウドストレージでした。
その名も「Amazon prime photos」。
容量無制限のフォトクラウドストレージ「Amazon prime photos」はRAW画像にも対応
今回のAmazon prime会員限定のフォトクラウドストレージは、RAW画像(ベタ画像)の保存もOKとのこと。
写真好きな人は、デジカメのRAWデータを加工する方が多く、ビジネス目的でも使う人が多いかなと思われます。
動画のアップロード上限は"5GB“だから注意!
そこは頑張ってくれよ!と思いましたが、黒船Amazonと言えど動画はキツいようです。
Amazonの突然の襲来に怯えるクラウドストレージ古参勢達
オンラインストレージ分野と言えば、Dropboxを筆頭にMicrosoftのOneDriveやGoogleのGoogleドライブがあります。
オンラインストレージの機能的にはそれぞれどのサービスもあまり変わりはありませんが、OneDriveとGoogleDriveは他に無い良さがあります。
Dropbox「容量1TBで月額¥1,200に値下げしたよ!」
Dropboxの場合、無料で使えるストレージ量は2GBとなっています。
今時2GBの無料ストレージなぞ無いものに等しく、フルHDの10分動画2,3本放り込んだだけでパンパンになってしまうので、必然的にproにすることとなります。
Dropbox proの場合、選べる容量は1TBのみで料金プランは月間¥1,200 or 年間¥12,000となっています。
公式ホームページ:https://www.dropbox.com/ja/pro
OneDrive「50GBなら月¥170だし、office 365とセットなら1TBで月額¥1,200だよ!」ユーザー「無料ストレージ15GBだったのを5GBに削減しないで!」
MicrosoftのOneDriveでは、元々無料で15GB使えていたのが去年12月に5GBへと縮小。
ユーザーの怒りを買っているようですが(参考:http://gigazine.net/news/20151214-onedrive-back-storage/)、この上位プランを見る限りoffice365とのセットが一番お得ですかね。
公式ホームページ:https://onedrive.live.com/Options/Upgrade?WT.mc_id=PART_OneDrive-Web_Homepage_Plans_PriceCTA
Googleドライブ「無料15GBだし、1TB月額約¥1,000だからウチに勝てるところ無いでしょ?」
Googleドライブの場合、容量と料金は以下のように選べます。
合計容量 月額料金 15 GB 無料 100 GB $1.99 1 TB $9.99 10 TB $99.99 20 TB $199.99 30 TB $299.99
ちなみにGoogleドライブの場合、ストレージ機能よりもGoogleスプレッドシート(Excelのようなもの)やプレゼンテーションシート(パワーポイントのようなもの)が使えることでは無いでしょうか?(※無料)
正直Microsoftのofficeとは比べてはいけないくらいの使い勝手ですが、特に便利なのが"オンライン共有機能“です。
複数人で1つのExcelシートやパワーポイントを作りたい場合、Googleドライブを使うと誰かの更新が即時に反映され、一度使うと手放せないくらい作業効率の上がるツールです。(大学時代、何度この機能のお世話になったか…)
ですが、上記便利機能だけなら容量はそこまで食いませんので、無料で問題無いですね。
ストレージの機能や値段はOneDriveやDropboxと変わりありません。
Amazon prime photosを始めたんだから、動画やファイル含めた完全なクラウドストレージサービスを始めるのは時間の問題
ここまでの流れを見れば分かると思いますが、Amazonがこのままフォトクラウドストレージで終わる訳がありません。
このまま動画も制限なし(or 容量アップ)、ファイルの保存や共有も可能になっていくのはほぼ間違い無いと思います。
それでは、この先に待つ未来は何か。簡単です。
Amazon primeの会員の囲い込みが完了したら、次に待っているのは「年会費の値上げ」
Amazonがアフィリエイト(Amazonアソシエイト:https://affiliate.amazon.co.jp/)の料率を下げたのは記憶に新しいと思いますが、当然prime会員の年会費も値上げが起きると僕は予想します。
年額に対して受けられるサービス内容が多過ぎる。
Amazonの場合、売り上げの大半を新規事業への投資に注ぎ込んでおり、ほとんど利益を出さない経営体制となっており、今回のAmazon prime photosもその一環でしょう。
狙うはprime会員数の獲得ただ一つであり、囲い込みが完了した瞬間に壮絶な値上げが起こるはず。
まだAmazon Prime会員でない方は、以下から登録してみましょう。
僕の場合、Amazonに依存しすぎていて、値上げされても一生prime会員だとは思いますが…。